7人組ダンス&ボーカルグループ「GENERATIONS」が5日、東京ドーム公演を行った。5月にスタートした初の4大ドームツアーも、この日がいよいよ最終日。名古屋、大阪、福岡、東京の10公演合計41万5000人を動員し、大成功で幕を閉じた。芸能界では「2018年最大のブレークを果たしたグループ」と言っても過言ではないGENERATIONSには、早くも“紅白当確”の声が上がっている。

 GENERATIONSが今年、大躍進したワケは、ツアータイトル「UNITED JOURNEY(団結の旅)」の通り、“団結”だ。
 GENERATIONSは2011年7月に結成されたが、当初は苦しい日々が続いた。デビュー前の無料ライブでは、客が20人ほどしか集まらないことも。

 だがこうした“下積み時代”に着実に実力を付け、ついに今年、4大ドームツアーを行うまでになった。

 この日は東京ドームに5万人を動員したが、かつては同ドームシティ内のラクーアガーデンステージで、フリーライブを行ったこともあった。

 数原龍友(25)は「自分たちだけでドームに来られたかと思うと、感慨深いものがあります」、小森隼(23)は「このツアーがさらにGENERATIONSの新しい形につながればな、と思います」と感慨深げに話した。

 ライブでは「AGEHA」や新曲「F.L.Y. BOYS F.L.Y. GIRLS」など30曲をパフォーマンス。

 それ以外にも数原が初めてのドラム、関口メンディー(27)がラップ、片寄涼太(23)がピアノを披露、さらに白濱亜嵐(25)がリミックスした曲が掛かるなど、特別感あふれる公演となった。片寄は「また次も会えたらなと思っています」、中務裕太(25)は「皆さん、マジで愛してま~す!」と感謝した。

 初のドームツアーを成功に終えたGENERATIONSだが、ここで立ち止まるつもりはない。中務は「この前、メンバー7人で隼の誕生日にご飯に行って、ボソッと言っていたのが『スタジアムツアーやりたいね』って」、片寄も「まだ先になるかもしれないけど、いつかかなえたいねって」と明かした。
 グループのターニングポイントについて小森は「涼太君が映画をやって、いろんな方に知っていただいた時が転機かな」と言う。映画とは、昨年公開された「兄に愛されすぎて困ってます」のことで、これに片寄が出演して大ブレークした。

「グループで1人だけが人気者になってしまうと、グループ内のバランスが崩れるパターンは多いが、GENERATIONSに限ってはまったくそんなことなく、片寄を祝福、もり立てた。他のメンバーもそれに負けじと頑張り、最近はバラエティー番組や映画などで活躍。結果的にグループの人気も急上昇した。メンバーは今も仲が良く、定期的に集まってホームパーティーをするほど。こんなに仲が良いグループは珍しい」と、芸能関係者は指摘する。

 この日のドーム公演で証明したように、GENERATIONSは今年、もっとも勢いがあるアーティストと言っても過言ではない。「幅広い世代に人気は拡大。いよいよ初の紅白歌合戦出場も濃厚と言われています」と音楽関係者。いずれにせよ、GENERATIONSにとって今年は大躍進の一年となるのは間違いない。