演歌歌手の山内惠介(35)と女優の南野陽子(51)が2日、東京・明治座で「山内惠介 東京・明治座初座長公演」(5日~15日)の公開舞台稽古を行い、本番への意気込みを語った。

 今公演は山内演じる売れないミュージシャンがある日、気を失って前回の東京五輪前年の1963年にタイムスリップ。意識はそのままに、学生服に身を包んだ若き日の父親となり、南野演じる若き日の母親と結ばれるよう奮闘するストーリーだ。

 見どころについて山内は「ラブシーンですよ。チューまではいかないけど、南野さんとのハグシーンはある」と解説。思わず「南野さんは、すごく“抱き慣れて”いらっしゃる」と口を滑らせると、恥ずかしがった南野が山内を何度も叩く場面もあった。第2部の「ゴールデン歌謡ショー 惠介のヒットパレード2018」では、山内と南野のデュエットも予定されている。

 初の明治座座長公演という大役を任された山内は「歴史あるすごい劇場だなと実感しています。プレッシャーもありますし、汗がダラダラです」と話したが、座長として明治座の席を連日埋めるのはかなりの“実力”が必要だ。

 ある音楽関係者は「座長公演ができるというだけで、若手演歌歌手の中で山内は頭一つ二つ抜けた存在ですし、ここ最近のステージは目を見張るものがある。歌唱力は当然ですが、お客さんをいじるトークに磨きがかかっている。お客さんの大半は女性ですが、完全に目がハートマークになってますからね」。

 いまの山内なら「席を埋められる」と見込まれ白羽の矢が立ったわけ。連日満員にできるか注目だ。