桂歌丸さん告別式に桂文珍、泉ピン子ら2500人が参列

2018年07月11日 18時24分

桂歌丸さんの遺影

 2日に慢性閉塞性肺疾患のため81歳で亡くなった落語家の桂歌丸さんの告別式が11日、横浜市内でしめやかに営まれ、関係者と一般人合わせ約2500人が参列した。

 桂文珍(69)は「誠に功績の鮮やかな方でした。随分と勉強になりました。たくさん教わりました。お客さんあっての芸だということを、(歌丸)師匠に教わりました。よい先輩に恵まれて、ありがとうございました」と感謝の意を述べた。

 文珍が覚えているのは、楽屋で渓流釣りの話などをしていた歌丸さんの姿だ。「若いころはよくしていて、それが楽しかったみたいで、楽屋でお話になっていたのを覚えています」

 泉ピン子(70)はまだ10代で歌謡漫談家だった時代に、よく歌丸さんらと一緒に地方に営業に出かけたという。「昔、お笑いをしていた時代に旅に行った仲間です。(自分の)10代を知っている人はいなくなりましたね」と寂しがった。

 ピン子は昨年、歌丸さんの半生を描いたドラマ「BS笑点ドラマスペシャル 桂歌丸」(BS日テレ)で、歌丸さんの祖母役を演じた。歌丸さん本人の役は尾上松也(33)だった。「(歌丸は)松也が自分の役をやるというので、すごい機嫌が良かったですよ」と明かした。

 その松也も告別式後に取材に応じ、「僕自身はドラマの中で参考になればと(歌丸に)お会いした時に(どういう人生かを)聞きに行こうとしたんですけど、師匠は恥ずかしがって教えてくださらなかった」と語った。

 歌丸さんから芸名をもらったラッパーの宇多丸(49)も告別式に姿を見せた。宇多丸として活動していた当初は「(歌丸さんの)お耳に届くレベルに行かない」ということで許可なしで使っていたが、2011年末になってやっと歌丸さん本人にあいさつしたという。「ラップを書いて行ったのですが、緊張のあまり失敗してしまって。『(名前を)どうぞ、どうぞ使ってください。宣伝になるから』とおっしゃってくださった」と話し、歌丸さんとの最後の別れを惜しんだ。