20日放送のフジテレビ系「とくダネ!」は、ロシアW杯で日本がコロンビアに2―1と競り勝った試合を特集。歴史的勝利で歓喜に沸く日本列島の模様などを伝えた。

 メインキャスターの小倉智昭(71)は「コロンビアに勝って奇跡が起きたっていってるけど、僕は奇跡じゃないと思う」とキッパリ。続けて「香川のシュートが枠内だったからコロンビアのサンチェスが止めらんなくて、右手を出したんですよ。手を出さなかったら、あのまま決まってましたよ。あの時点で1対0だったんですから。もし、そうだったら香川のモチベーションはPKなんかよりもっと上がっていたでしょう」と興奮気味に解説した。

 開始直後の前半3分、香川真司(29=ドルトムント)がシュートを放つと、カバーに入っていたMFカルロス・サンチェス(32=エスパニョール)が右腕を伸ばして防いだ。スコミナ主審はハンドの反則と判定してPKを指示。得点機会阻止とされたC・サンチェスにはレッドカードが提示され、一発退場となった。

 コロンビアのサポーターに圧倒される中で、西野ジャパンは歴史的勝利を飾った。小倉は「コロンビアの人たちは、あれだけ来て、帰りは足が重かったろうね。サンチェスとか帰って大丈夫かなあ」とレッドカードで退場した相手選手の身を案じた。続けて「政情不安コロンビアで、何か事が起こらなきゃいいけどね。この後の結果次第だろうけど」と話した。