サッカー界の世界的レジェンド、元イングランド代表MFデービッド・ベッカム氏(43)が19日、東京・お台場に期間限定オープン中のロシアW杯のパブリックビューイング会場にシークレットゲストとして登場。集まった2000人余りの日本代表サポーターを盛り上げた。

 この日、日本は初戦のコロンビア戦に臨み、開始6分にPKで先制するも、39分に追いつかれて1―1で折り返した。ベッカム氏は、ハーフタイムに車でさっそうと現れ登壇し「日本の初戦のこのホントに大事な夜に、ここ東京にいられることを、ホントに光栄に思っております。素晴らしい前半のスタートでしたが、終わりはちょっとだけ残念な結果になってしまいましたネ」とちゃめっ気たっぷりにあいさつ。

 注目の試合を聞かれると「やはり今夜の日本とコロンビアです。ホントに日本は若いチームでもありますが、ものすごく一体となっている感じがします」とお約束のコメント。サムライブルーの日本代表ユニホームを元日本代表MF中田浩二氏(38)から贈呈されると「ものすごく素晴らしいユニホームで、色もデザインもセンスも抜群。とても着心地が良さそう。(自分の)子供たちに見せるのが楽しみ」とニヤけっぱなしだった。

 ベッカム氏の国際試合初ゴールは、フランスW杯(1998年)での対コロンビア戦。最初の2試合はスタメンから外されたが、この3戦目で得意のフリーキックでゴールを決め、2―0のイングランド勝利に貢献した。コロンビアはベッカム氏にとっても、思い出に残る対戦相手だ。

 かねて日本好きで知られ「日本に来るたび、楽しみで、家族にも日本は大人気。後半も日本には頑張ってほしい」と言い残し会場を後にしたが、後半に決勝点を挙げて、まさにその通りの展開になった。

 ちなみに試合前には、ベッカム似の元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(33=ヴィッセル神戸)もゲストで登場。イケメン3人はさながら“勝利の男神”というところか。