元プロレスラーでタレントの高田延彦(56)が、インターネット配信サービス「FRESH!」の番組「高田横粂の世相談義」で、栄和人氏(58)が至学館大学レスリング部監督を解任された問題について言及した。

 レスリング女子で五輪4連覇を果たした伊調馨(34)らに対するパワハラ問題で、栄氏は14日に謝罪会見を開いた。しかし、その後、反省の色が見えないなどの理由で同大・谷岡郁子学長(64)は解任を決断し、17日に発表した。

 高田は元衆院議員で弁護士の横粂勝仁氏(36)との番組で、まず谷岡学長に触れ「今回の解任に関して、谷岡さんは自分の見え方を気にしている」と発言。谷岡氏は当初、パワハラを一部認定された後も栄氏を擁護する立場を取り、現場復帰させていただけに、疑問を感じざるを得なかったようだ。

 高田は続けて「学校のブランドイメージを守るため、自分を良く見せるため、解任という選択をしたのでは」と谷岡学長が態度を急変させた理由を推測。横粂氏も「谷岡学長の責任問題も問われてくるのではないですかね」と同調した。

 また、栄氏の今後について高田は「指導力があり、実績がある方。今の状況を整理してから、今後どのように進んでいくのか注目したい」とし、伊調には「すでに東京五輪へ向けてスイッチが入っていると思うし、栄さんへの気持ちも少なからずあると思う。5つ目の金メダルをぜひ取ってほしい」とエールを送った。