ドン・ファン怪死事件で22歳妻テレビに立て続け出演“突然冗舌”のナゼ

2018年06月16日 16時30分

野崎幸助氏

“紀州のドン・ファン”こと野崎幸助氏(享年77)が自宅で変死した事件で、妻のSさん(22)が事件後、初めてテレビで口を開いた。15日放送のフジテレビ系「バイキング」を皮切りに、同局の番組で立て続けにインタビュー取材に応じたのだ。夫の死因についてSさんは「自殺もなくはない」「他殺だとしたら…」と推理。一方、もう1人のキーマンである家政婦のAさんはここ数日、関係者も連絡が取れない状態が続いている。口を開いた若妻と、冗舌だった家政婦の“失踪”が意味するものとは――。

 Sさんは11日に「レイ法律事務所」を通じて、報道各社にファクスを送信。「憶測による報道・記事により、多くの方々から中傷され、批判され、また家族・関係者にも多大な迷惑をかけたことにより、野崎幸助氏の妻は心身共に酷く疲弊しております」とし、過熱取材の自粛を要望した。

 ところが、舌の根の乾かぬうちに方針転換。15日放送の「バイキング」で独占インタビューに応じた。Sさんによると、野崎氏が亡くなる日の夜、寝室のある2階から「ドンドン」という物音が聞こえたが「毎日聞こえる音で日常茶飯事だったので、トイレに行ったんだなと気に留めなかった」といい、午後10時半に2階に上がると「(野崎氏が)全裸でソファにもたれかかって倒れていた」と証言した。声を掛けても反応がない状態にSさんは「不気味」とひと言。その後、家政婦を呼んで119番通報した。

 急性覚醒剤中毒の死因にSさんは「覚醒剤が出るなんてこともビックリですし、こんな大きな事件になると思ってなくって…」と困惑しきり。現在、覚醒剤をどのように摂取したかが焦点になっているが、Sさんは「私は自殺もなくはないと思ってて…」と述べた上で、愛犬イブが直前に突然死したことで野崎氏が「私も早く死にたい」と語っていたことを明かした。

 他殺の可能性にも自ら言及。「社長は結構恨みを買ってるというか。過去に刺されたりとか、金融業関係でモメてたりとかもあったので」と推理してみせた。

 県警は野崎氏がビールを常飲していたことから、ビール瓶2000本を押収し調査しているが、Sさんは「ビールに(覚醒剤が)混入していたとは思えない」と否定。野崎氏は自ら冷蔵庫からビールを取り出して飲んでいたため、第三者が覚醒剤を混入させるスキはないと説明した。

「Sさんをフジテレビにつなげたのは、彼女の代理人を務める佐藤大和弁護士。彼自身が『バイキング』に出演しています。ただ、取材自粛を要請した矢先の独占インタビューですから、他局からはブーイングが上がっています」とはテレビ関係者。

 一方、もう1人のキーマンである家政婦Aさんにも異変が起きている。今月上旬までは冗舌に当時の状況を語り、近日中には、記者会見を開くともみられていた。ところが、関係者によると「Sさんがフジの取材を受けると決めた14日ごろから、知人の電話にも一切出なくなり、音信不通になってしまったようだ。どこにいるのかもわからない」という。

 Sさんと入れ替わるように、姿をくらましたAさん。捜査関係者は「あくまで仮説」と前置きした上で次のように話す。

「突然死した愛犬イブの死因について、近いうちに事実関係が公表される。一部で『覚醒剤反応が出た』と報じられているが、あれは勇み足。ただ、万が一、検出された場合、エサをあげたのはAさんということになり、疑惑の目が一気に彼女に向けられるのは避けられない。そんな中で人前に出るのはマイナスと考えたのかもしれない」

 疑惑の渦中にある2人の好対照な“動き”。事件はヤマ場を迎えようとしているのか――。