スタローン「作り話だ」と否定も…90年代の性的暴行容疑が再捜査

2018年06月15日 16時30分

告訴されたスタローン(ロイター)

 米のレジェンド俳優シルベスター・スタローン(71)が昨年11月、性的暴行容疑で告訴された件でカリフォルニア州の検察当局は今週、起訴するかどうかを判断するため、再捜査すると発表した。

 これは、1990年代にスタローンから性的暴行を受けたと主張する女性が、同州サンタモニカ警察に訴え出たもの。同警察は捜査を終え、ロサンゼルス郡検察局に送検していた。検察当局は容疑の詳細について説明しておらず、州法に基づく「公訴までの時効10年」が適用されるかどうかも明らかにしていない。

 告訴を受けてスタローン側の弁護士は「完全な作り話だ!」と否定している。

 実は、この告訴が明らかになった直後、当時16歳だったという別の女性が「ラスベガスのホテルの部屋でスタローンとスタローンのボディーガードにレイプされた」と英紙デーリー・メールに激白していた。スタローンは映画「オーバー・ザ・トップ」(87年公開)の撮影中で、女性は「スタローンに脅迫され性的暴行を受けた」と主張。その後、警察に被害届を出したと同紙に語った。これについてもスタローンの弁護士は「バカげた話だ」として完全否定。「当時、スタローンが捜査関係者らから連絡を受けた事実はなく、これまでそんな事件については誰も知らないし、聞いたことすらない」と強調した。

 ところが、デーリー・メール紙はラスベガス署で性犯罪担当だった元捜査員の男性に取材。スタローンが関与する性的暴行事件の報告が当時あったことを認める証言を得た。一方、なぜ表沙汰にならなかったのかについては不明だ。

 米国では昨年秋、ハリウッドでセクハラ問題が発覚したのを機に、性的な被害を告発する「#MeToo」(「私も」の意)運動が急速に拡大。検察も特別チームを結成し、警察が手掛けた性被害の再捜査などを行っている。