ヒット映画シリーズ「オーシャンズ」3部作の女性版で、今年ハリウッドで一番注目されている娯楽大作「オーシャンズ8」が、今週ニューヨークでプレミア上映され、サンドラ・ブロック(53)やケイト・ブランシェット(49)、アン・ハサウェイ(35)らオスカー女優を中心とした豪華出演陣がレッドカーペットに登場した。米国では今週末一般公開される。

“女だけの犯罪集団”の中心はブロック演じる主人公のデビー。「オーシャンズ」で“犯罪ドリームチーム”のリーダーだったダニー(ジョージ・クルーニー)の妹という設定だ。

 デビーが招集した盗みのプロ集団が、ニューヨークのメトロポリタン美術館で毎年開かれる同市最大のイベント「METガラ」に忍び込み“世紀の強盗”を計画するというストーリーだ。

 6日のプレミア上映会は、映画の舞台となるメトロポリタン美術館から約1キロほどの距離にあるリンカーンセンターの「アリス・トゥーリー・ホール」で行われた。METガラさながら、レッドカーペットにはゴージャスに着飾った出演者らが勢揃い。イベントのゲストにはスーパーモデルのジジ・ハディッドやアドリアナ・リマ、ライス・リベイロらも登場し、花を添えた。

 同作品でメガホンを取ったのは「シービスケット」や「ハンガー・ゲーム」のゲイリー・ロス監督。女性窃盗団にはブロックをはじめ、デビーの相棒ルーにブランシェット、“メカの天才”ナイン・ボールは歌手リアーナ、中流家庭の主婦で昔の犯罪仲間タミーにはサラ・ポールソンらを配役。窃盗計画の鍵を握るセレブ女優ダフィーネ・クルーガー役をハサウェイが演じる。ほかにも「オーシャンズ」3部作に出演したマット・デイモンや、今年96歳を迎えたカール・ライナーが、それぞれ演じた役でカメオ出演している。「オーシャンズ8」は日本では8月10日に封切られる。