ママタレントの押切もえ(38)が8日、東京・松坂屋上野店で行われた「内藤ルネ展」(14日まで)のオープニングイベントに出席。今年3月、夫の涌井秀章投手(31=ロッテ)との間に第1子の男児を出産後、初めて公の場に姿を見せた。

 2007年に惜しまれつつ亡くなったルネさんは、元祖パンダキャラの「ルネパンダ」や、雑誌「薔薇族」の表紙で知られる伝説のイラストレーター。独特のタッチで描かれる美少女像は多くのティーンに支持され、ふんどし姿の男性像は二丁目住民を熱狂させた。

 押切といえばモデルとして活躍するだけでなく、画家として二科展に3年連続入選し、作家としては小説が山本周五郎賞の候補になるなど、芸能界の枠を超えたマルチな才能を誇り、芸術に造詣が深い。

 それだけに同展には興味津々で「私も絵を描くが、ルネさんの作品を拝見すると、イマジネーションや表現方法がこんなにあるのかと思うほど、カラフルでポップでいろんな表情の作品がある。ルネさんが多くの少女を元気付けたように、私も絵で誰かを元気付けられればいいな」と語った。

 さらに、にこやかな表情で“母の顔”ものぞかせた。「すごく元気。健康で優しく、思いやりのある感性豊かな子に育ってほしい。産後1か月は睡眠不足だったけど、結構大丈夫。いとおしい、うれしい、幸せという気持ちがあるから。蛯原友里ちゃん(38)、山田優ちゃん(33)など、ママの友達が多いので助かっている」

 さすがトップモデルだけにスタイルは出産前と変わらず、美しさにかげりが出るどころか輝きを増したほどだ。「実は食欲が増えてちゃって。なかなか難しい。思春期より食べるくらい。やはり体力を使うんだなと実感する」と苦笑い。

「友人には『鼻が高くてしっかりしているので、もえちゃん似じゃないねといわれる。でも、日々変わるので、顔の輪郭など私にも似ている部分がある」とのろけるなど、息子がかわいくて仕方がないようだ。

 イベントには米国・ニューヨークで活躍する漫画家のミサコ・ロックス氏(41)も駆けつけ「日本では何歳くらいから英語教育するのかな? もえさんもするの? 家庭教師に行って教えますよ」と、押切にサポートを約束した。