世界的人気の画家・五木田智央氏が描いたプロレスラー

2018年06月09日 11時00分

お気に入りのディック・マードックの絵を指さす五木田氏

 世界的な人気を誇る画家の個展にプロレスラーを描いたイラストが大量に飾られている…という情報をキャッチした。記者は芸術方面の知識はゼロだが、そこは“迷わず行けよ、行けば分かるさ”。意を決して東京オペラシティ(東京・新宿区)のアートギャラリーに乗り込んだ。

 展覧会の名前は「五木田智央 PEEKABOO」(24日まで)。慣れない場所にビビりながら歩を進めるものの、目当ての絵はなかなか見つからない。「本当にあるのか?」と疑念を抱き始めた最後の最後、メインイベントであるかのように、それはあった。

 壁一面にレスラーの顔、顔、顔…圧倒されつつ、一つひとつをチェックしていく。どうやら中心となっているのは外国人。プロレス好きでも知らないようなレスラーが交じっており、マニアにはたまらないラインアップなのだが、いったいどういう基準で選んだのだろう。思い切って、画家本人に聞いてみた。

「基準はないんですよね(苦笑)。2002年ぐらいから、昔の外国人レスラーの名鑑を見ていて『カッコいいな~』と思ったものを描くようになったんです。今回はそのうちの225枚を飾ってみました」

 そう話す五木田智央氏(48)は中学生のころ、本紙プロレス欄を切り抜いてファイルにまとめていたという。本紙が発行していたタブロイド紙「ザ・プロレス」の投稿コーナーにイラストを送って採用されたこともあるプロレス好きが描いた今回の展示作からは、懐かしさだけじゃなく、レスラー愛も感じられる。

 記者はアートのことはよく分からないが、五木田氏が「東スポ的」だと語るプロレス以外の展示品もインパクトが強く、見ているだけでウキウキしてくる。世界に認められるアーティストの作品は、やはりパワーが桁違いなのだろう。