
女優の沢尻エリカ(32)が5日、都内で行われた主演映画「猫は抱くもの」(23日公開)の舞台あいさつに登場した。
沢尻にとっては「へルタースケルター」(2012年)以来、6年ぶりの主演作。アイドルをやめて東京から逃げ出して田舎町のスーパーで働くが、自信を失って猫にしか心を開けないアラサーの女性を演じた。
沢尻は劇中で共演した猫(ロシアンブルー・1歳オス)を引き取ったことを明かした。「猫ちゃんとの出会いがあって、ぜひウチに!ということで譲り受けた」と説明し「グリグリ」と名づけたという。「今は犬と猫と楽しく過ごしている」と笑った。
一方、劇中では安室奈美恵(40)の楽曲に挑戦。「本当に大変ですごい練習した。普段歌って踊っていないので」と振り返り「新鮮というか、やってきてなかったことをやったので面白かった」と話した。
これまでの沢尻といえば、「ヘルター――」や「新宿スワン」(15年)といった“強い女性”の役が多かったが、今作では一転して“こじらせ女子”を演じる。
「今作で評価を上げればイメチェンできて、演技の幅が広がるかもしれない。かつてライバル視され、何かと比較された1歳年下の長澤まさみは『モテキ』(11年)でエロシーンに挑戦し、それまでの清純派から脱却するきっかけをつかんだ。沢尻もキャリアの転機に来ている」(映画関係者)
この日の舞台あいさつではとにかく白い歯がこぼれ、愛猫のグリグリと対面すると「キャ~!」と声を上げた。“ニュー沢尻”の誕生は近いかもしれない。