元SMAPの香取慎吾(41)らが31日、都内で行われた「第55回ギャラクシー賞贈賞式」に出席した。

 同賞では優れたテレビ・ラジオ番組や番組関係者を表彰。ネット番組を対象にしたフロンティア賞には、香取ら元SMAP3人が昨年11月、生出演したAbemaTV「72時間ホンネテレビ」が選出された。

 式の司会を務めたフリーアナウンサー・久米宏(73)から、SMAPが解散した感覚に「慣れた?」と聞かれ「こんなに直球で聞かれたのは久米さんくらい。何か月か前ならあたふたしたと思うけど、(今は)あたふたの“あた”くらい。慣れたと思う」と苦笑した。

 香取ら3人は、今年2月に開催された本社制定「第18回ビートたけしのエンターテインメント賞」(ビートたけし審査委員長)で「話題賞」を獲得。この受賞も「72時間――」の出演が評価されたためだった。それほどこの番組はインパクトがあった。

 香取には「風呂」にまつわるちょっとだけ深イイ話がある。

「『72時間――』の企画は、サイバーエージェントの藤田晋社長が自宅の風呂に入っていた最中にひらめいたそう。後日、香取らに直談判し、番組の実施が決まった」(関係者)

 振り返ると香取は、たけしが司会を務めた「スーパージョッキー」(日本テレビ系)に、当時ブレーク前だったSMAPの一員として出演し、名物企画の熱湯風呂に果敢に入った。のちに中居はこの挑戦について「ジャニーズで熱湯風呂に入ったのは、彼(香取)が初だったと思う」とたたえている。

 香取が体を張った熱湯風呂は、SMAPがバラエティー路線に活路を見いだし、国民的アイドルに上り詰めた端緒の一つだった。

 ジャニーズ事務所を昨秋に退所後は、ヤリ手のIT社長が湯船で思いついた企画の番組に出演し、ネットでの活動を軌道に乗せた。ひょっとして香取は「風呂」と相性がいい!?