元宝塚歌劇団の女優・月船さらら(43)が30日、東京・渋谷区のCBGK(シブゲキ!!)で、主演舞台「女帝」の初日公演を前に記者会見を行った。

「女帝」は、主人公がホステスとしていろいろな修羅場を経験しながら、“銀座の女帝”と呼ばれるようになるまでの半生を描いた人気漫画が原作。過去に映画やテレビドラマになったことはあるが、舞台化されるのは今回が初めてだ。

 月船は「ものすごく運命を感じている舞台」と明かし、こう続けた。「宝塚時代にいろいろ悩んでいる時に、ふと手にした漫画が『女帝』でした。読んだ時、彩香(主人公の名前)の生き方にすごく勇気をもらいました」

 宝塚退団後に「女帝」の原作者である倉科遼氏と会う機会があり「ホントに驚きました」という。「『女帝』はテレビや映画でやってるのに舞台ではやらないのだろうと思っていて、先生にお伝えしたのが実現してしまった。その上、彩香を演じさせてもらえることになり運命に驚いています」

 公演は6月3日まで同所で行われる。