武田梨奈が明かす“見る人誰もが若返る映画”のヒミツ

2018年05月27日 11時00分

左から草野監督、高杉真宙、武田梨奈

 見る人誰もが若返る映画。それが誉田哲也氏の原作を映像化した「世界でいちばん長い写真」だ。主人公・内藤宏伸役の高杉真宙(21)と竹中温子役の武田梨奈(26)、さらに草野翔吾監督(34)が6月23日の公開日に先立ち“若返りの理由”について教えてくれた。

 ストーリーは、消極的で毎日を目的なくすごす高校生・宏伸が、ギネス記録を持つ古い360度パノラマカメラと出会うことで、少しずつ成長していくというもの。いわゆる青春物語だが、この映画は撮影過程が他と少し違う。愛知県・知多半島を中心にオールロケで撮影されており、100人を超える学生は役者以外地元の高校生。さらに原作が実話のため過剰な演出がなく、観客は「本物の」高校生活を見ている気持ちになるのだ。

 その感覚は制作側も感じていた。高杉が「(キャストの)みんなが若返ってました。絶対に。みんなが青春して撮影している感じがあったので、その影響かなと思います」と言えば、草野監督も「生徒役は本当の生徒さんなのでそのリアリティーに負けないものを作らないといけないという課題があった」。続けて「撮影前にカメラマンさんと照明さんと助監督さんと飲んだ時に『映画を撮るって、ずっと文化祭が続いているようなものだから、知多半島の高校生に大人の本気の文化祭を見せてやろうぜ』って話して乗り込んだんです」。

 武田も「高校生チームが盛り上がっているところにスタッフさんも一緒になって声を出して。本物が映し出されている」。そんな現場の空気が映画全体の“青春感”につながって、観客も感化されるというわけだ。高杉の制服姿に全く違和感がないのも当然なのかもしれない。