トリノ五輪スノーボード男子ハーフパイプ日本代表でポップカルチャータレントの成田童夢(32)が先月、スノーボードの大会で大ケガを負い1週間ほど入院していたが、このほど“復活”を果たした。

 童夢は先月7~8日に行われた大会「スノーボードマスターズ」(発起人は作家の東野圭吾氏)に出場するも、着地の際に腰に激痛が走り、倒れ込み救急搬送された。そこで出た診断は腰椎圧迫骨折…。事故から1か月以上がたち、ようやくコンディションが戻った童夢は、都内の某スタジオに本紙記者を呼び出した。

 いったい何が行われるのか? 固唾をのんで見守っていたところ、突然沖縄出身の歌手・成底ゆう子の話題曲「ダイナミック琉球」が流れてきた。同曲は沖縄ではCMに起用されるなど有名だったが、昨年ごろから高校野球の全国大会が行われる甲子園のアルプススタンドで、多くの学校が応援歌として使用したことで全国に広まり、人気も急上昇中だ。

 親交のある声優・涼城えみの独唱後、童夢は曲に合わせて自慢の「オタ芸」を披露しはじめた。「オタ芸」とは、アイドルのコンサートなどで観客がやる、大声を上げたりペンライトを振り回す行為だが、完璧にやり終えて満足げな表情を浮かべた。

「オタ芸をするのは、退院後初めてです。もともと人を応援することが好きでした。弟(成田緑夢)が、(平昌パラリンピックの男子スノーボードバンクドスラロームで)金メダルを取れたのも、僕が応援したからじゃないでしょうか。この曲の存在を知って、自分もみんなを応援するところをオタ芸を駆使して見せたいなと思いました」

「ダイナミック琉球」に乗せてオタ芸で応援している動画は、近々ネット上にアップする予定だという。