鬼才ウェス・アンダーソン監督 最新作「犬ヶ島」に込めた思い

2018年05月21日 20時25分

左から野村訓市、ウェス・アンダーソン監督、コーユー・ランキン、ジェフ・ゴールドブラム

 ハリウッドを代表する映画監督の1人、ウェス・アンダーソン氏(49)らが21日、東京・渋谷区のユーロライブで行われた映画「犬ヶ島」(25日公開)のスペシャルトークショーに出席した。

 映画「グランド・ブダペスト・ホテル」などで知られるハリウッドの鬼才、アンダーソン監督の「犬ヶ島」は、近未来の日本が舞台の「ストップモーションアニメ」作品。人形(パペット)を1コマ1コマ動かすことで製作され、100分の映像に14万4000枚の静止画が使用される大作だ。「第68回 ベルリン国際映画祭」でオープニング作品として上映され、監督賞にあたる「銀熊賞」に輝いた。

 トークショーではアンダーソン監督のほか声優役を務めたコーユー・ランキン(11)、ジェフ・ゴールドブラム(65)、野村訓市(41)が登壇した。

 ランキンが日本語で「日本に来ることができてうれしいです!」とあいさつすれば、ゴールドブラムは「ありがとうございます。皆さん、とてもすてきです」とセクシーなバリトンボイスを披露した。

 大の日本好きであるアンダーソン監督は「映画は日本の映画からインスパイアされたものです。僕が頭の中で想像した日本です。この日を楽しみにしていました。たくさんの人々に楽しんでほしいです」と喜びを口にした。

 野村は日本の声優のキャスティングディレクターも担当。「ハリウッドは秘密主義で、なかなか(シナリオとか)情報が教えられず、やりとりも大変だった。その中で皆さん、快諾してくれました」と明かした。

 アンダーソン監督は「ストップモーション撮影はとても古風ですが、いろいろなスタッフと仕事ができる喜びがあります。日本で公開できることはうれしい。ベルリンでの経験はとても素晴らしかったです。関わってくれた人の仕事が、映画で一つになることは素晴らしいことだと思います」と感謝した。