朝丘雪路さん死去 津川雅彦が語った感謝の10分間

2018年05月21日 16時30分

浅丘さんへ感謝の言葉を繰り返す津川

 女優の朝丘雪路(本名=加藤雪会)さんが4月27日にアルツハイマー型認知症で82歳で亡くなっていたことがわかり、夫で俳優の津川雅彦(78)が20日、都内のテレビ朝日で会見した。1973年から連れ添った愛妻に「すべてにね。感謝しています」と言葉をささげた。

 世間を驚かせたのは津川の憔悴ぶりだ。肺炎の養生のために酸素吸入器のチューブを鼻に入れて、立つのもままならず座って受け答えをした。「こんな格好して大丈夫と言うならウソになるよ」と息苦しそうに話した。

 朝丘さんは2014年、娘で女優の真由子が手掛ける舞台に出演したのを最後に表舞台から姿を消した。夫の津川のこともわからなくなっていったという。別居していたが、3~4年前から同居して介護生活を続けてきた。息を引き取ったのも自宅で、娘と一緒にみとることができたという。

 夫婦生活の思い出として挙げたのは、失敗した津川の事業の負債返済のため、朝丘さんの自宅を売却したこと。「一番残念な思い出。彼女はお金にきれいな人で、本当にすんなり家を渡してくれました。うれしかったです。感謝です」

 浮気を重ねる津川に、朝丘さんが「もっと遊びなさい」と言ったのも有名な話だ。「僕は遊びましたからね。(発言は)もっと遊んでいいよということじゃないですか」と語り、やきもちをやかれたことは「ないです」とした。

 会見では、朝丘さんの認知症の症状について「なるべくしゃべらないでご勘弁願えますか」と沈痛な面持ちで話すなど、愛妻を気遣う場面も。津川は体調が悪く、会見はわずか10分で打ち切られたが、それでも芸能人としての務めを立派に果たした。先に逝った朝丘さんに「あらゆること(に感謝)。娘を産んでくれたこと、家を売ってくれたこと、僕より先に死んでくれたことを含めてすべてです」と感謝をささげた。