ピーター ネット社会に苦言「芸能人なんて危なっかしいのが面白い」

2018年05月16日 20時27分

ピーター

 今年、芸能生活50周年を迎えるタレントのピーター(池畑慎之介=65)が16日、都内で行われた映画「ダリダ あまい囁き」(19日公開)の特別試写会に出席した。

 1960年代、一世を風靡したフランスの歌姫の壮絶な生きざまを描いた映画に、ピーターは「愛に生き、男にこんなに振り回されて、歌声が円熟していく。その生きざまを見て泣いてしまう」と感想を述べた。

 続けて「日本ではこんなに強い恋愛をして生き残れるかな。昭和の時代は皆ヤンチャで危なかったが、今は皆の目が裁判官みたいに厳しくなってすぐ叩かれる。品行方正はつまらないでしょ。芸能人なんて危なっかしいのが面白いわけで、そんな中で作品が面白くなっていく。今は全てをさらけ出さなければいけない時代。盗聴されたり、盗み撮りされたり、結構ある」などと、大スター不在の息苦しいネット社会を批判した。

 ピーターといえば恋多きイメージがあるが、意外にもスキャンダルには無縁なのだとか。「1回だけ、小柳ルミ子とダンサーを取り合ったといわれただけ。あれは仕事上のこと。恋愛スキャンダルを取り上げられたことがない。出会いがないし、(男女)どっちを対象にするんだという話になると面倒くさい」という。

「人を好きにはなるが、片思いにも至らない。今まで何回か大きな恋愛はしたけど、もう終わってしまったこと。お酒は飲めず、まっすぐ家に帰っちゃう。顔を合わせるのは、宅配業者くらいかな。聖人君子のような暮らしなので、マネジャーがスキャンダルをもみ消したり、苦労することもない。“あまい囁き”をしてくれる人もいないわね。小さい声だと聞き返してしまうような年齢なので」と苦笑した。

 8月31日には品川プリンスホテルで、50周年を記念したディナーショーを行う。ピーターは「改めてプロフィルを見返すと、かなりの数の仕事をこなしたなと思う。本歌舞伎以外、全部の舞台をこなしているので、人の4倍くらい働いたかな。体がいくついるんだろうというくらい、めまぐるしかった」と振り返った。

 一方で「美空ひばりさん、石原裕次郎さん、勝新太郎さん。大スターの皆さんは太く短くで濃い人生を過ごされた。私はA型なので薄く長く。人間が持ってる燃料は決まっているので、ターボでいくか、ハイブリッドにするか。そういうことだと思う」と大スターの生きざまへの憧れを口にした。