「家族はつらいよ」長期シリーズ化も 86歳山田洋次監督のモチベーション

2018年05月14日 16時30分

左から橋爪功、西村まさ彦、妻夫木聡

 映画「妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII」(25日公開)の奥さま感謝DAYイベントが13日、都内で行われ、橋爪功(76)、西村まさ彦(57)、妻夫木聡(37)が出席した。

「家族はつらいよ」シリーズは第1弾で「熟年離婚」、第2弾で「無縁社会」、そして第3弾となる今作は「主婦への賛歌」がテーマ。気遣いのない夫の言葉に不満が爆発し、家出した妻と、主婦がいなくなってしまった平田家の騒動を描く。

 同映画の別のイベントの際、あらかじめ女性に夫への不満を募集。それをボードに記し、この日、スクリーンで一覧表示された。ゲストの3人はいずれも驚きの声を上げたが、中でもリアクションが大きかったのは2016年に女優マイコ(33)と結婚した妻夫木だ。

「僕にとっては衝撃的…。みなさん、イライラが募っているんですね」と絶句。その上で「『お前ら(家事を)もう少しやれ』と命令調ですもんね。相当ストレスたまってるなあ。『○○しといたよの報告はいらないー!』というのも、報告しなかったら『○○しといたと言ってよ』と言われそう」と複雑な表情だった。

 今作を含む同シリーズを手がけるのは、これまで一貫して“家族”を描いてきた巨匠・山田洋次監督(86)。高齢のため映画界では健康を気遣う声も上がっているが、本人は元気いっぱいだという。

「とにかく家族を描くのがモチベーションになっているんですよ。その昔、ある先輩から『素材は何でもいいから、とにかく家族を描けば物語が安定する』とアドバイスされたのが監督の原体験になっているとか。家族がいろいろ問題になっている現代は、むしろ描きたいことだらけではないでしょうか」(映画関係者)

 前2作はいずれもヒット。この分だと第4、5作が製作されるのは確実だろう。同関係者は「映画『男はつらいよ』のような長寿シリーズもあり得るかもしれませんね」と話している。