AKB48(STU48兼任)の岡田奈々(20)、HKT48の神志那結衣(20)らが9日、東京・渋谷区の「AiiA 2.5 Theater Tokyo」で劇団れなっち「ロミオ&ジュリエット」(13日まで)の初日を迎えた。

 200人を超えるAKB48グループメンバーから、“れなっち”ことAKB48の加藤玲奈(20)が主宰する「れなっち総選挙」のオーディションで選ばれた32人が出演。演出は映画「20世紀少年」「TRICK」シリーズなどで知られる堤幸彦氏(62)が務める。

 配役は白組・黒組のダブルキャスト。ゲネプロ後、取材に応じた岡田は「原作とはまったく違う脚本になっていて、私もかわいい女の子というよりは、強気で下品なちょっと口の悪いジュリエットを演じさせていただいてるので、乙女な部分とヤンキーっぽい部分を演じられるよう頑張りたい」と意気込んだ。

“座長”として出演はしないものの、前説でステージに登場した加藤は「3、4回お稽古を見させていただいて、最初見た時より、みんながどんどん成長していって私も刺激を受けました」とご満悦だった。

 ジュリエット役について岡田が「ロミオがむちゃくちゃカッコよくて、自然と乙女になれた。最初の台本読みの段階から好きになりました。ずっと大好きです!」と話すと、ロミオ役の神志那は「宝塚(歌劇団)さんの動画を見たり、普段から男性の歩き方とかを観察して役作りした。それでちょっと男性のようなクセがついて、足を開いて歩いてしまったりして。ジュリエットにキュンとしてしました」と赤面した。

 会見には10日に初日公演を迎える黒組キャストのAKB48の藤田奈那(ロミオ役)、福岡聖菜(ジュリエット)も同席。「お互い負けない部分は?」と聞かれると、白組の岡田が「ラブラブっぷりかな。そこは負けない。キスシーンもあるので見てほしい」。黒組の福岡は「私は恋愛とか全然イメージさえもできなくて。(藤田と)イチャイチャするのも最初できなかった」と苦笑い。藤田は「だんだんと(イチャイチャできた)。成長しました。私たちはみんな一致団結してて、チームワークはすごくある」と対抗心を燃え上がらせた。