【108】ナイル川に生息する龍!?「ラウ」「ニャーマ」

2015年06月26日 12時00分

 世界で一番長い川として知られるアフリカのナイル川には、まるで東洋の龍のような外見を持つ巨大な怪魚が存在するという。その名は「ラウ」、ないしは「ニャーマ」という。名前が2つあるのは伝説のある国や部族によって呼称が違うためだ。

 ラウの目撃証言はナイル川源流のビクトリア湖水系に出没すると言われ、証言によると体長は約10〜30メートル。黄色あるいは茶色の体をしており、頭部にはひげ、尾にはとがった角のようなものが生えているという。これを退化した足ではないかとする説も存在する。

 また、腹から雷のような音を出し、頭部に生えている長い体毛を獲物に巻きつけて水中に引きずり込むとされている。

 1912年には珍獣であるオカピがすむイトゥリの森で原住民がニャーマと呼ぶ水生動物に遭遇したという報告がある。こちらも外見がラウと似通っていたため、部族によって別の名前で呼ばれている同一の生物だと判断された。ちなみに、この部族ではラウ(ニャーマ)は人間を捕まえ脳髄をすする凶暴な生物とされている。

 1966年9月にはビクトリア湖のタンザニア側でヘビのような頭に2本の角を持ち、背中にこぶのある怪獣が目撃されている。これも外見的特徴が似ているため、ラウの目撃例ではないかとみなされている。

 ラウの正体についてはUMA研究者であるベルナール・ユーベルマン氏がナイル川に生息するヒレナマズが正体ではないかとしている。しかし、ナマズにひげはあれども頭髪のような毛は存在しないため、やはり仮説の域を出ていないのが現状である。

 ナイル川の下流、エジプト神話には時に人に恵みをもたらし、時に恐怖の対象としてヘビの姿をした神々が崇敬されてきた。原初の混沌から生まれ、太陽の運行を妨げて日食を生む巨大な蛇神アポピスはその代表格だ。

 もしかしたら、エジプト神話に数多く現れる蛇神たちはラウのような巨大なヘビ型UMAを目撃した人々の畏怖の念からも生まれたものなのかもしれない。

 

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