【106】UMAと船が衝突事故!? 悲劇のサンタクララ号!

2015年06月12日 12時00分

サンタクララ号が衝突した

 当連載ではネッシーやツチノコをはじめとする様々な未確認生物が我々人間と遭遇してきたケースをお伝えしてきた。しかし、なかには遭遇だけではなく、事故にまで発展してしまう危険なケースもある。今回、ご紹介するUMAは当連載ではおなじみの「シーサーペント(らしき生物)」と「シーサーペントが巻き起こした衝突事故」について解説したい。

 1947年12月30日のこと、米国の汽船サンタクララ号はニューヨークからコロンビアに向かって大西洋を航行中であった。北緯34度34分、西経74度07分。グリニッジ標準時17時。サンタクララ号から奇妙なメッセージが発せられた。

「海の怪物と衝突、これを殺害もしくは重傷を負わす」

 場所はハタラス島から300キロほど南東にあたる北米大陸東岸ノースカロライナ州の沖合。サンタクララ号はこの海域で謎の生物と衝突したというのだ。

 通信によれば、謎の生物はウナギに似た頭と体をしており、推定体長13・5メートル、体の直径は90センチ。サンタクララ号と衝突した後に怪物はけがを負ったらしく、泡立つ血の海でもがきながら海中に消えてしまったという。

 一連の流れがまるでゴジラの登場シーンのような展開だが、正体が船とぶつかって死んでしまう怪獣だったとはなんとも力の抜ける話だ。さすがに現実は甘くない。

 この怪物は二等航海士W・M・ハンフリーズと三等航海士ジョン・アクセルソンの2人によって観察されており、怪物は頭だけで1・5メートル、皮膚は滑らかでこげ茶色、ひれは確認できなかったという。

 生物のその後は不明であるが、時代をさかのぼること1800年代前半に州をまたいだバージニア州のヘンリー岬沖で、帆船ウィルソン号が大ウミヘビ型の生物を目撃している。遠目には難破船の残骸のように見えたというほどの大きさだったようだ。

 果たして、この北米海岸で目撃された大ウミヘビの正体は何だったのか。

 実は1800年代のケースで出てきたヘンリー岬は、昔から「チェシー」というシーサーペントに似た未確認生物が出ることで有名な場所でもある。

 現実的な見方をするならば、こげ茶色の体色から、アシカやトドの群れに船が突っ込んでしまい、そのうちの1匹に大けがを負わせてしまったという見方もできるが、船乗りであれば航路に生息している海洋生物の姿や生態は熟知しているはずだ。

 もしかすると、北米大陸近海では今も未知の巨大生物が生息しているのかもしれない。

 

■関連動画■Giant Sea Serpent discovered by Santa Catalina Island

YouTube Preview Image