【89】「テキサス・サンドドラゴン」は巨大化したガラガラヘビ?!

2015年02月13日 12時00分

神話の蛇のイラスト

 未確認生物の中には既知の生物に非常によく似た、しかし、はるかに巨大な姿を持つ生物が多数存在する。特に、この連載でも紹介してきた南アフリカ共和国の「インカニヤンバ」やノルウェーの「セルマ」など、ヘビに似た姿のUMAは多い。そのいずれもが水中に生息していると考えられている。そして、実際、目撃証言があるのも水辺であり、水中から体の一部を出しているところを目撃されているのがほとんどである。

 今回紹介する未確認生物「テキサス・サンドドラゴン」も巨大なヘビ型UMAであるが、陸生であり、他と一線を画す身体的特徴を持っているのだ。

 2003年12月ごろのこと、ある人物が米国・テキサス州オースティンの近くを車で移動していた際、奇妙な生物を目撃した。それは異様に長く太い体を持ったヘビのような姿をしており、目撃者の視界の右端から左端へと、シャクトリムシのように体をくねらせて横切っていったという。

 この謎のヘビについて、目撃者は20世紀初頭から今日までテキサスの農村部に現れ、人々を悩ませてきた「20フィート(約6メートル)のガラガラヘビ」ではないかと考え、英語圏のオカルトマニアなら誰でも読んでいるサイト「コースト・トゥ・コースト」に自身の体験談として投稿したのである。

 なお、記事にはテキサス・サンドドラゴンのものとおぼしき写真も掲載されている。ここから判断すると、やはりサンドドラゴンは非常に長い体を持っていることが分かる。しかし、よく見ると、顔の部分に「角」のような突起が生えているようにも見える。

 そして何より特徴的なのは、その動きだろう。

 普通、ヘビは体の構造上、縦に体をくねらせることはできない。では、この生き物は何なのだろうか? この投稿写真についてはフェイク説も浮上しているが、現地ではここ最近テキサス・サンドドラゴンの目撃談が増えているという。テキサス・サンドドラゴンは巨体を維持するためか、非常に大食漢であり、シカやブタを餌にしていると推測されている。

 正体については、大きく成長したガラガラヘビの個体を誤認したものであるとする説もあるが、もし写真の通りの姿をしているとすると、頭にある「角」の存在が気になる。世界には頭に2本の角を持つツノヨコバイクサリヘビも存在するが、こちらは北アフリカや中東に生息している種類のため、遠く離れたアメリカにいるとは考えられない。

 果たして、このテキサス・サンドドラゴンの正体は何なのだろうか。北米大陸に古くから定住していたネーティブアメリカンたちはヘビを神聖な獣とみなし、多くの部族が崇敬していたという。

 もしかすると、彼らはサンドドラゴンを知っており、よく似た姿のヘビもまた信仰の対象となっていたのかもしれない。

 

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