【77】日本版エイリアン・ビッグ・キャットか!?「和歌山のライオン」

2014年11月21日 12時00分

(上)フランスの虎のニュース映像、(下)雌ライオン

 先日の11月13日、パリ郊外のモンテブランでトラに似た大型の肉食獣とみられる動物が目撃され、現地では100人を超す警官や消防隊が捜索のために出動するなどの騒動になった。結局、この事件は14日にフランス当局がトラではないと結論付ける鑑定結果を発表したことで収束に向かっている。当局は大型のネコである可能性が高いとし、これらの生物の誤認が騒動を招いたのではないかとみているようだ。

 このように、本来その地に生息していないはずなのに目撃されてしまった生物を「テレポーティング・アニマル」と呼ぶ。

 また、欧州では生息していないはずのピューマや黒ヒョウに似た大型のネコ科肉食獣に近い姿のどう猛な生物が目撃され、「外来」という意味を込めて「エイリアン・ビッグ・キャット」、略して「ABC」と呼ばれたりもしている。

 このケースによく似た事件が1970年代の日本でも発生していた。

 日本の場合は百獣の王ライオンの、それも野生のものとみられるものが和歌山県にて目撃されていたのである。目撃されていた時期は71年から翌72年にかけて、場所や証言に関して詳細なものが多いため、ただの噂ではなく、十分に信ぴょう性のあるものだと考えられている。具体的な目撃証言は以下のとおりだ。

 和歌山県和歌山市新和歌浦の駐在所に勤務する警察官がパトロール中、茶色く大きな動物が口元をこするしぐさをしているのを目撃。その姿がライオンに酷似していたため、警察官はすぐさま本署に連絡して捜索したものの、発見できなかったという。

 その3か月後に鳥撃ちのハンターが体長1・5メートル、体重100キロほどもある大型のネコ科の生物とみられるものを目撃した。翌年の72年には、京都から来た中学生が、オリエンテーリング中に300メートル先の丘の上にライオンのような生物を目撃。メスのライオンに似た姿で、丘の上でジャンプしたり転がったりしていたが、他の生徒がやってくると林の中に隠れてしまったという。

 このような“場違いな猛獣”が目撃される理由としては、サーカスや動物園などで飼育されていたものが逃げ出したというものが多い。しかしこの時は近隣で猛獣が逃げたという報告がなかったため、この説は考えづらい。

 あるとしたら、個人で輸入し飼育していたものが逃げ出したケースだ。当時はまだペットや生物に関する法律が緩く、日本でも過去に寺で飼われていたトラが逃げ出してパニックになったこともある。

 果たして、この和歌山県のライオンはどこから来たのだろうか。近年は珍しい生き物がペットとして売られることも多くなっている。猛獣とはいかないまでも、意外な生物が都会で目撃される事件が今後も起きるかもしれない。

 

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