【山口敏太郎オカルト評論家のUMA図鑑477】24時間稼働している防犯カメラには、時折、奇妙なものが写り込むこともある。

 先日、海外で奇妙な動画が捉えられて話題になった。こちらはケンタッキー州の風光明媚な峡谷地帯デッド・リバー・ゴージ地域に建つ小屋に設置された防犯カメラが捉えていたものだ。画面右上に黒い車が見えるが、カメラは家の前の車道を捉えているようだ。そんな車道に白い奇妙な人型生物の姿が写り込んでいる。

 長い脚を折り曲げ、前かがみの状態でふらふらと揺れながら前へと進んでいく。頭部は異様に縦に長く、アゴにはヒゲもしくは触手のように見えるものが垂れ下がっている。目鼻は確認できないが、動画の序盤をよく見ると口らしきものはあるようだ。この生物はきょろきょろと周囲を見回しながら車の方へと歩いていく。その後、カメラの死角に入ってしまったのか、動画はここで途切れている。

 果たして、この人型生物の正体は何なのだろうか。この動画はダグラス・ウインザー・マクロニー・3世という人物が自身のインスタグラム上に上げたのが初出となっている。

 マクロニー氏は「人間のような動きではありません。膝頭が後方にあるような動きだ」とコメントしており、「ロード・オブ・ザ・リングのゴラムを思い起こさせる」と評している。

 懐疑的な視聴者からは「停めてある車を奪ったり、車上荒らしを企んで車の影にいこうとしている普通の人間なのではないか」という意見もあるようだが、人間にしては奇妙な姿勢と動きを見せているため、人型のクリーチャーを想像する人も多かったようだ。
 
 そのため、SNS上では不気味な人型UMAの「スキンウォーカー」や「レーキ」と指摘する声が多い。また、近年流行している都市伝説になぞらえて「バックルームズからエンティティが出て来たようだ」と言う人もいたようだ。

 もちろん、この動画が巧妙に作られたフェイク動画である可能性もある。気になる人はぜひ動画を見て、謎の生物の正体について考えてみてほしい。

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