【山口敏太郎オカルト評論家のUMA図鑑432】10年前から目撃され始めた「地獄から来た怪物」の正体

2021年09月17日 12時00分

バトラーガーゴイルのイメージ
バトラーガーゴイルのイメージ

 世界中のさまざまな未確認生物を紹介しているこの連載だが、調査していくと日々、新たな未確認生物の報告が生まれているのに気づく。

 今回紹介する米国の「バトラーガーゴイル」も新顔の未確認生物の一つだ。初めて目撃されたのは1990年代と比較的最近だ。

 1993年6月下旬、ある男性が家族でペンシルバニア州アレンタウン近郊をドライブしていた時のこと。一家がベイカーズポイントと呼ばれる場所にさしかかり、ふとスピードを落として後ろを振り返ると、そこに奇妙なヒューマノイド型の生物が立っていたのだ。

 その生物は身長180センチ程度で全身が毛皮で覆われており、あごが出ていたという。足はとても筋肉質で、背中に翼を備えていた。その生物は一家の見ている前で、反対車線に生えた木に登って飛び去ったという。

 当初、このヒューマノイドの目撃証言は「毛皮に覆われている、翼がある」といった点から「モスマン」の目撃情報と関連づけて考えられていたようだ。
 しかし、それから20年ほどたって、再び目撃証言が現れる。2011年3月18日の早朝、ペンシルベニア州バトラー郡で、チコラ~イースト・ブラディ間を走行中だった運転手が奇妙な生物を目撃した。

 まだ暗かったため車のヘッドライトをハイビームにしていたそうだが、道路標識の影から身の丈2メートルを超えるヒューマノイドが姿を現したのである。目撃者は横からしか生物を見られなかったそうだが、全身が濃い褐色ないしは薄茶色の滑らかな皮革のような肌をしており、「前が平らで後ろが丸みを帯びている」という奇妙な頭部をしていた。耳は上向きで長くとがっており、腕も足も筋肉質で、人間よりも少し長かった。手は爪に近い形をしていたが、指の数は不明だったそう。また、背中に翼のようなものがあり、翼の先端が頭の横に向かって伸びていたという。

 一瞬だけの目撃だったが、あまりにも衝撃を受けた運転手は翌日、目撃した現場に戻って証拠を探してみた。現場には足跡や毛などの証拠は何もなかったが、改めて標識の大きさを測ってみた事から、問題の生物が身長260センチはあった事が確認できたという。

 この情報は未確認生物を研究しているスタン・ゴードン氏のもとに届けられ、他のUMA研究家らにも情報が共有された。そして、同様の生物を見たことのある人はいないかネットで呼びかけてみたところ、同じ11年3月に複数の目撃証言が寄せられたのである。

 さらに212年7月中旬以降はバトラー郡の同じ地域でキャンパーをはじめ何人もが「大きな翼のある奇妙な生き物を見た」と証言している。間近で見た人によれば、「目はつり上がっており、怒っているような顔だった」「手や爪は石炭のように黒く、地獄から来た化け物のようだった」とのこと。

 背中の翼や全体的な雰囲気からガーゴイルを思い浮かべるということで、この生物はバトラーガーゴイルの名前で呼ばれるようになったという。

 果たして、この生物の正体は何だったのか。現在は目撃例が落ち着いているようなので、再び報告が寄せられることを願ってやまない。

【関連記事】https://www.phantomsandmonsters.com/2014/02/the-butler-gargoyle.html

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