【山口敏太郎オカルト評論家のUMA図鑑423】これぞ存在の証拠!?交通事故死したビッグフットの剥製「シュガー・フラット・ロードの怪物」

2021年07月16日 12時00分

「キューズ・アンティーク・センター」に展示されている不気味な類人猿の剥製

 昔から目撃証言が多く報告されている未確認生物はいるが、可能であれば標本を得て実在するのかどうか確かめたくなるもの。

 しかし、現実では死体はもちろん、体毛や糞などの痕跡すら探すことは難しい。痕跡すらも見つけられないのなら、やはり未確認生物は存在せず、これまでの目撃証言も見間違いにすぎなかったのではないか…と思ってしまいそうになる。

 それでも、米国にはもしかしたら未確認生物が存在した証拠と言えるかもしれない、奇妙な物証が存在するのだ。それが今回紹介する不気味な類人猿らしき生物の剥製だ。

 これはテネシー州レバノンのメイン・スクエアにある「キューズ・アンティーク・センター」に展示されているもので、一見ゴリラのように見えるが、全体に脂ぎった白い毛が生えており、肌はヘビのような質感で藍色。太い眉毛が青い目に重くかかっているのが特徴的だ。頬骨が高く、唇は薄めで、歯は人間に近いという。

 果たしてこの生物は何なのか。この剥製については以下のようないわれがある。1989年1月、2人の男女がテネシー州の山道「シュガー・フラット・ロード」を車で通りかかった。2人は不倫関係にあり、帰り道を急いでいたこともあって急に道に飛び出してきた「何か」をひいてしまった。

 運転していた男性は鹿か小熊ではないかと思ったが、車から降りた男性が目の当たりにしたのは、全身が白い毛皮で覆われた人型の生物だった。ともあれ、ひき殺された生物を見て同乗していた女性がパニックに陥ったため、男性は生物の死体を路肩に移動させると、ひとまず帰り道を急ぐことにした。

 だが、家に帰り着いても男性は自分がひいた生物のことが気になって仕方なかった。人間でないのは間違いなかったが、では何をひいてしまったのか。彼は再び現場に車で戻ることにした。そして、生物の死体を土に埋め、シャベルの先で生物の頭を切り取り、持ち帰ったのである。

 その足で彼は町にある剥製師の店に向かった。普段から狩りの獲物を剥製にしている剥製師だったが、男性が持ち込んだ「生物」の姿は今まで見たことがないものだったという。しかし貴重な生物の保存に役立てるならと、剥製作りに同意したのだという。

 なお、男性はこの怪物の首を家のマントルピースに誇らしげに飾っていたそうだが、気味悪がった妻から「私か怪物かどっちかにして!」と言われたため、骨董品を扱うキューズ・アンティーク・センターに譲ることにしたのだという。それ以来、この頭は長年、町の目玉として多くの見物客を集めているという。

 この生物の正体は今日に至るまで全く分かっていない。事故のあった場所から「シュガー・フラット・ロードの怪物」と呼ばれており、その姿からビッグフットと同一視されている。

 しかし毛皮が大半のビッグフットと違い、白色であること(ビッグフットの毛は大抵黒や褐色)、また人間で言うならば中くらいの背丈だったそうなので、ビッグフットの中でも小柄だ。

 そのため、ビッグフットとはまた別の獣人型UMAなのではないか、という説もある。

 今でも謎の多いこの剥製だが、地元の人々からは怪物が殺された場所で同じような見た目の怪物が目撃されたという証言や、ニワトリやアヒル、七面鳥がよく行方不明になるという証言も出ている。

 もしかしたら、テネシー州の山中には今も獣人型UMAが生息しているのかもしれない。

【参考動画】https://www.youtube.com/watch?v=DQAPwlm7VRA

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