【山口敏太郎の現代妖怪図鑑38】水の分子を仲介として人間に悪さをする「カワミサキ」

2021年04月28日 11時30分

カワミサキ

 オカルト評論家・山口敏太郎氏が都市伝説の妖怪、学校の怪談、心霊スポットに現れる妖怪化した幽霊など、現代人が目撃した怪異を記し、妖怪絵師・増田よしはる氏の挿絵とともに、現代の“百鬼夜行絵巻”を作り上げていく。第38回は「カワミサキ」だ。

 川や沼に潜んでいる死霊の一種のことを妖怪「カワミサキ」と呼ぶらしい。この妖怪の名称には記憶がないのだが、かつて昭和時代に子供向けの妖怪本に「川亡者」という妖怪が記録されていた。この妖怪と同種のものと推測される。

 人間に憑(と)りついて殺してしまう恐ろしい存在とされている。基本、川で死亡して怨霊となった者は激しく祟(たた)るとされている。

 筆者個人が見聞きしてきた心霊体験でも、川に潜む亡者は川に近づく生者に憑依するといわれてきた。もっとも効果的な撃退方法は塩を振りかけるとよいとされる。塩を振りかけると消えてしまうという。

 ヤツらは対象が水中に入って来なければ憑依ができないといわれており、水の分子がない所では何もできない。言い換えれば、水の分子を仲介として人間に悪さをする存在だといえよう。

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