形がはっきり分からない未確認生物というものが存在する。2020年、米国とカナダの国境近くにあるメイン州において、奇妙な生物が動画に捉えられた。メイン州ファルマスの町で、夜道を走っていた車の運転手が奇妙な生物を目撃した。また、車に設置されていたドライブレコーダーにも、しっかりとその姿が捉えられていたのだ。未確認生物の目撃事件において動画が撮られるということは、大変貴重なことである。

 その生物の姿は車のヘッドライトに照らされていたものの、動きが素早すぎて、ほとんど姿が分からなかった。しかし、素早く動いて道路脇の暗闇へ消えていく様子が確かに捉えられている。このように姿がはっきりと確認されていない未確認生物は存在する。例えば、空気中を移動する「スペース・クリッター」などもその実例である。これなどは姿が判然としない生物である。

 果たして、この生物の正体は一体何だろうか。地元のメイン州に本拠を置く非営利の超常現象調査グループ「207 パラノーマル」は、この怪物に「ファルマス・シャドウ」と名付け、フェイスブックなどのSNS上に公開した。ある意味、未確認生物や宇宙人を町おこしの中心に据えるクリプトツーリズムの実践であるといえよう。

 この話題の中心である未確認生物が一体何なのか。心霊現象なのか、単なる勘違いなのか、それとも本当に未知の生物なのか、気になるところである。

 一方で、動きのぼやけ方などに焦点を絞って観察すると、体色が黒い生物にすぎない、という否定的な意見もある。果たして真相はどうなのか。気になる人はぜひ動画を確認してみてほしい。

 少々不気味なのはこのメイン州においてどの自治体にも属さないエリアが存在することである。わが国では考えられないことだが、国や州の権限が及ばない治外法権エリアが存在するらしく、そのエリアで何が行われていても取り締まる法律はないというのだ。やはり、軍か政府機関の秘密の実験が行われていたのだろうか。


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