【280】17個の卵を発見!?タイ・ピン川にすむ「ピンシー」

2018年10月19日 12時00分

タイのピン川

 未確認生物の代表格といえば、ネス湖の「ネッシー」だろう。ネッシー実在の可能性について考えていくと、どうやって隠れているのか、また限られた湖水でどうやってエサを獲得しているのかに加え、どうやって繁殖して個体数を維持しているのか、という点に行き着く。

 未確認生物が生息しているとされる地域では多くの場合、昔の人々も目撃していると思われる記述や伝承が存在している。さすがに同一個体が何百年も生息し続けているわけはないだろうから、何匹もひそかに生息していて、世代交代を繰り返しているのだろうと思われる。

 しかし、限られた場所にひそかに生息している生物が、次世代を残せるぐらい多く存在しているのか。交尾はどのように行っているのか…生物学的に考えると、かなり大変なことになってしまうのが未確認生物なのである。

 だが、中には子供らしい個体が一緒に確認されたり、卵が発見されたとするケースも存在している。そんな繁殖の可能性を感じさせるものが、タイのピン川に生息しているとされる「ピンシー」だ。

 ピン川はチャオプラヤー川の支流の一つで、もう一つの支流であるナーン川と合流してチャオプラヤー川になる。流れは穏やかで水は濁っている時が多く、そんな川に生息しているとされるため、なかなか姿を確認するのが難しいとされている。

 ピンシーは非常に首が長く、頭部にトサカのような飾りが付いているという非常に特徴的な姿をしている。全体的な印象はネッシーなどを想像していただければ問題ない。

 ピンシーの目撃証言は前述のとおりの環境もあって、あまり頻繁に発生しているわけではないそうだが、その目撃証言の中には「2匹の個体が並んで泳いでいた」というものも存在している。

 また、この生物が目撃されたのと同じ日に、川岸で巨大な卵が複数見つかったとの報告もなされているのだ。この卵はスイカほどもある大きなもので、17個も発見されたという。

 現在知られている中で一番巨大な卵を産む生物といえばダチョウだ。だがこの卵の大きさは、報告が確かであればダチョウをもしのぐものとなる。もし、このような卵を産む生物がいたとしたら、はるか古代に絶滅した巨大な鳥エピオルニスなどであるだろう。

 結局、この卵は最終的にどうなってしまったかは分かっていない。もしかすると壊されたり廃棄されたのかもしれないし、地元の人が食べてしまったのかもしれない。しかし、人々の知らないうちにどこかで孵化していたとしたら…。

 ピンシーはそんな「未確認生物が繁殖している可能性」について考えさせてくれる怪物でもあるのだ。