【山口敏太郎オカルト評論家のUMA図鑑388】目撃証言多発!?イスラエルの「キリヤット・ヤムの人魚」

2020年11月20日 20時00分

イスラエルの海岸では多数の人魚目撃情報が寄せられた(ユーチューブから)

 2012年7月、米海洋大気局(NOAA)は突如、伝説の人魚が実在するかどうかをめぐって、人魚の存在を裏付ける証拠はないとの公式見解をウェブサイトに掲載した。唐突な発表に世界中が違和感を感じたが、NOAAの報道官は「最近、人魚についての質問がいくつか寄せられたから」と回答した。

 実は09年9月から、イスラエルのハイファ近くで人魚目撃事件が多発している。報道によると、ハイファの近くのキリヤット・ヤムという場所にて、数か月間に何十件もの人魚目撃例が報告されているというのだ。

 人魚は夕方に出現するらしく、まるでイルカのように海中からジャンプし、泳ぎ回った後、再び海中に消えてしまうらしい。地元自治体は人魚との共存共栄を図りたいと言いながらも、「もし人魚の実在を証明(明らかに確認できる写真撮影など)すれば、賞金として100万ドル(約1億円)を差し上げる」と表明する騒ぎになっている。

 12年、ケーブルテレビ、衛星放送向けチャンネル「アニマルプラネット」で人魚の特番が放送された。その番組中で、キリヤット・ヤムで撮影されたという人魚の動画が紹介された。地元の10代の少年たちが撮影したもので、彼らが崖の上から海岸を見下ろすと、岩場に腰掛ける「キリヤット・ヤムの人魚」らしき姿を発見したのだ。画像が粗くなかなか見てとれないが、長い黒髪と褐色の魚の下半身を持つ生物が動き、海へ帰っていく様子が捉えられていた。

 果たしてこの動画は本物なのだろうか。アニマルプラネットが放送したから本物だ、という短絡的な考えの人もいたようだが、翌13年5月26日にこの人魚特番の続編が放送され、種明かしがなされた。

 問題の動画はそもそも人魚のドキュメンタリー特番のために作成されたプロモーション映像で、番組側も仕込みのつもりで作成したはずが、リアリティーのある構成だったため、多くの人に本当に人魚の姿を捉えたものだと思われてしまったようだ。

【関連動画】Amazing Mermaid in Kiryat Yam, Israel
https://www.youtube.com/watch?v=iCfdrC7A2Mw

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