【山口敏太郎オカルト評論家のUMA図鑑387】体長60メートル!?背中に大きなトゲのある巨大生物「ングマ・モネネ」

2020年11月13日 12時00分

アフリカでは多数の未確認巨大生物が目撃されている(ユーチューブから)

「ングマ・モネネ」…この呼びにくい名前の未確認生物は、コンゴ共和国リクアラ地方マタバ川流域で目撃されているヘビないしはトカゲに似た巨大生物だ。

 名前は地域のリンガラ語で「巨大な蛇」を意味するもので、目撃証言から推測される大きさは約20メートルから大きいものでは60メートル。陸上で確認される未確認生物としては最大級と言ってもいいだろう。背中の真ん中に三角ないしは菱形の大きなとげが並んでおり、主に川の中に潜んでいるという。

 最初の目撃証言は1961年だが、その10年後の71年に報告されている目撃証言の方が詳細に伝えられている。

 目撃者は牧師のジョセフ・エリス氏。残念ながら頭部は見えなかったそうだが、体は灰色がかった茶色で、尾の部分だけでも少なくとも10メートル、直径は0・5から1メートルほどだったという。町に戻って自分が見たものを村人に尋ねてみたが、村人は皆恐れているようだったと語る。

 現地ではこの生物の目撃がたびたびあったようで、58年に出版されたバーナード・ヒューベルマンズ氏の著書「未知の動物の軌跡」にも記載されていたという。それによると、28年に現・中央アフリカ共和国のウバンギシャリ地区で、「ガコウランゴウ」または「バディギ」と呼ばれているヘビのような生物を見たという報告があったそうだ。それによると、この生物は川に入ってきたカバを殺害し、幅1~1・5メートルの足跡を残したそうだ。

 また、32、34年にも同様の報告があり、34年の事例では、90年ごろにングマ・モネネらしき生物を目撃した年配の男性の証言が収録されていた。

 男性はバカラ地区を流れるキビ川で釣りをしていたところ、大きな生物がロロと呼ばれる木の実を食べているのを見たという。この生物の首は成人男性の太ももと同じくらいの太さがあり、首の下側は色が薄かったそうだ。老人は頭部から首にかけて目撃したにすぎなかったが、それでも長さは約8メートルはあったという。ここでも「カバを殺す」という証言が得られたという。

 また、45年にはコンゴの未確認生物である「エメラ・ントゥカ」の調査と研究で知られているルシアン・ブランコウ氏がンデレ付近でングマ・モネネのものと思われる足跡を発見している。

 なお、UMA研究でも知られるシカゴ大学生化学者のロイ・マッカル教授が、同じくコンゴの未確認生物である「モケーレ・ムベンベ」の調査の際にングマ・モネネの調査も行ったそうだ。その調査ではトカゲに近い生物の目撃情報を聞いていたそうで、三角のヒレないしはトゲが背中にあるという特徴が「ムビエル・ムビエル・ムビエル」というUMAに近い、と指摘している。

 ちなみにングマ・モネネは別名が多い未確認生物でもある。「ディバ」「ソンゴ」「モロウング」、バディギなど、部族によって呼び名が違うようだ。アフリカの未確認生物はこのように別名が非常に多いものが多く、ングマ・モネネ自体もまた別のUMAの別名であった可能性も考えられている。

【関連動画】Living Dinosaurs in the Congo? Nguma Monene
https://www.youtube.com/watch?v=-x3Q8EkKU_U

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