【山口敏太郎の現代妖怪図鑑10】顔面ちゃぶ台並みのデカさ!「ソーバージュの釣瓶落とし」

2020年10月07日 11時30分

顔は外国人風のおばさん

 オカルト評論家・山口敏太郎氏が都市伝説の妖怪、学校の怪談、心霊スポットに現れる妖怪化した幽霊、現代人が目撃したモンスターなどなどを記し、現代の“百鬼夜行絵巻”を作り上げていく。第10回は「ソバージュの釣瓶落とし」だ。

 筆者がユーチューブでやっているアトラスラジオに寄せられたコロルさんの投稿である。平成元年(1989年)、岡山県岡山市にて、大学時代の同級生が体験した話で、当時中学2年生だった友人は、学校が休みの土曜日、友人と夕方まで遊んだ。

 家までの帰り道はいつもと同じ道なのだが、学校が休みの日ということもあり、自分以外は誰も人はいない。ひとりで家に向かって歩いていると、道の先に何だか大きい物体が落ちているのが見えた。近づいてみると、それはちゃぶ台の大きさほどある人間の頭部であった。まるで妖怪の釣瓶落としみたいだ。

 髪は長いソバージュで、顔は外国人風のおばさんであり、そのおばさんの顔は虚空を見つめていた。

 そこからひきかえすこともできず、そのまま歩いて、大きな頭だけのおばさんの横を通りすぎた。そのおばさんは、じっと自分を目で追っていた。

 名付けるならば、「ソバージュの釣瓶落とし」といったところであろうか。