【山口敏太郎オカルト評論家のUMA図鑑381】猫のような顔に大きな翼を持つミネトンカ湖の怪物「ミニー」

2020年10月02日 12時00分

ミネトンカ湖で目撃された未確認生物「ミニー」

「ミニー」というとディズニーの有名なキャラクターを連想する人がほとんどだろう。だが、あのディズニーのミニーマウスと同じ名前の未確認生物が存在している。しかも、くしくもこの未確認生物が生息しているところも同じ米国だ。

 ミニーは米国のミネソタ州ミネトンカ湖で目撃された。目撃証言はかなり古く、1887年5月27日に湖を訪れていた人たちによる目撃証言が初となる。

 湖の中から姿を現したミニーはその名称とは裏腹に、非常に大きな体をしていた。約9メートルのヘビのような体に、猫のように見える顔。小さく短い前足があり、背中にはなんと翼のようなものが生えていたようだ。これが発達したヒレなのか、鳥やコウモリのような立派な翼なのかはわからない。背ビレや腹ビレ、尾ビレもあったようで、こちらは魚に近いものになっているようだ。胴回りは成人男性ほど、ヘビ型の未確認生物というと「シーサーペント」やその他の湖の怪物を想像してしまうが、ミニーも負けず劣らず相当な大きさがあったものと思われる。

 しかし一方で、怪物を目撃した際の距離は200ヤード(約182メートル)あったそうなので、大きさについては疑問も残るそうだ。

 ミニーの目撃例は、現代ではほとんど聞かれていないが、たびたび報告されていたという。他の目撃証言では「ワニのような顔だった」というものもあり、証言によって見た目はかなり違うようだ。

 そこで、ミニーの正体として単に「野生のワニを見間違えたのではないか」という説も出てきている。しかし、ミネソタ州は冬はかなり寒くなり、雪も降るため、野生ないしは飼育下から脱走したワニが湖にいたとして長生きできるとは考えにくい、という意見も存在している。

 また、近年でも「頭にツノのようなものがあった」との目撃証言があり、1887年の証言をもとに描かれた絵にある猫耳のような箇所がツノだったとみなすこともできる。有名なネス湖のネッシーも頭部に2本の角がある、という証言があるので、ミニーも同様の生物だったのかもしれない。

 他にもチョウザメやアリゲーターガーなどの大きなサイズに成長する魚が正体なのではないか、という説も存在している。そう考えると、ミニーの特徴的な大きな翼は胸びれを、小さな前足は腹びれの誤認だったという解釈も成り立つ。

 今ではミニーの目撃証言自体がかなり減ってしまっているため、正体を検証するのは難しくなっている。願わくばミニーには再び姿を見せてほしいものである。