【山口敏太郎オカルト評論家のUMA図鑑374】未確認生物か宇宙人か?恐怖のカマキリ人間「マンティス・マン」

2020年08月14日 12時00分

写真はカマキリ

 未確認生物の中には、一昔前には宇宙人と言われてきたものも存在している(いや、最近になって未確認生物扱いされるようになったと言うべきか)。有名なところでは「フラットウッズ・モンスター」だろう。昔は「3メートルの宇宙人」と呼ばれていたこの異形のエイリアンは、近年では人型UMAとして紹介されることが少なくない。

 また、ミズーリ州にてUFOとともに確認された「モモ」は、顔まで毛に覆われていた以外は「ビッグフット」と似た姿だったため、ビッグフットの一種とされることも少なくない。逆にモモがUFOとともに目撃されたことからビッグフット=エイリアンのペットという衝撃的な説も出ていた。

 また、米国で目撃例のある「リザードマン」とトカゲ型宇宙人「レプティリアン」を同一視する向きもある。

 今回紹介する未確認生物も宇宙人との境が曖昧なものだ。

 2011年、米ニュージャージー州のハケッツタウンにて、マスコネットコング川で釣りをしていた人々が奇妙な人型の生物を目撃して騒動になった。

 体長は2~2・4メートルほど。全身は灰色ないしは緑がかった茶色で、細長い体と手足をしていたという。顔は小さく三角形で、黒くてつり上がった大きな目をしていたという。そして、この異形の人型生物は彼らの見ている前で、空気中に溶けるように姿を消してしまった。まるで昆虫のカマキリが人間の姿になって歩いているようだったため、この人型UMAは「マンティス・マン」と呼ばれている。

 さて、つり上がった大きなアーモンド型の目をしたヒューマノイドといえば、近年の宇宙人の典型である小柄で頭が大きなグレイ型エイリアンの姿を思い浮かべる人も多いのではないか。今回のマンティス・マンはリトルグレイを縦に引き延ばしたような外見であること、また宇宙人の多くは神出鬼没で、先ほどの報告例と同様にスッと姿を消してしまうケースが多いので、このマンティス・マンも宇宙人の一種ではないかと見られている。

 マンティス・マンは世界各地でたびたび目撃されており、以前、UFO目撃証言を紹介したジョン・レノンも「カマキリに似た姿の宇宙人」を目撃したことがあると公言している。

 また、エジプトの王墓に刻まれた壁画にはマンティス・マン、またリトルグレイに似た、全身が細くて大きな目がつり上がった宇宙人らしきものの姿が存在している。

 そのため、マンティス・マンは古来、地球にたびたび飛来しており、優れた文明を教えるなどして、我々の歴史や文化に関わってきたのではないか、という説が海外のUFOファンの中から出てきている。

 わが国におけるマンティス・マンの情報も昔から残されている。江戸時代の伝承にはカマキリが人間に化けて婿入りしたという話があるし、他にも現代妖怪として岐阜県で語られた「カマキリおばさん」が挙げられる。これは両手がカマなっており、道端に突如現れては人間を脅かすと言われている。

 宇宙人か、それとも未確認生物か。マンティス・マンについての結論はまだ出ていない。