【山口敏太郎オカルト評論家のUMA図鑑371】湖に生息する「イゴポゴ」が再び姿を現す日は来るか

2020年07月24日 12時00分

「泳ぐ姿が大きなワニに似ていた」イゴポゴ

 カナダの代表的なUMAといえば、ブリティッシュコロンビア州のオカナガン湖に生息していると言われている「オゴポゴ」だろう。先住民にも目撃されており、「ナティアカ」という名前で呼ばれていた。現在でも目撃証言は多く、実在する可能性の高いUMAとして名前が挙がることも多い。

 そんなオゴポゴに似たUMAは他にも存在する。マニトバ湖に生息している「マニポゴ」、そして今回紹介する「イゴポゴ」だ。

 イゴポゴはオンタリオ州のシムコー湖に生息していると言われており、オゴポゴ同様に先住民たちが目撃していたという。大きさは4メートルほど。水面で呼吸する様子が確認されているため、肺呼吸を行っていると考えられている。

 普通、湖に生息する未確認生物はネッシーのような絶滅した水棲爬虫類か、オゴポゴのような古代のクジラのような姿をしていると考えられているが、イゴポゴは「牙が飛び出た犬やアシカのような顔」をしているという。そのため、どちらかと言うと独自進化した大型哺乳類なのでは、という説もあるようだ。一方で「泳ぐ姿が大きなワニに似ていた」という話も存在している。

 イゴポゴの存在は1952年に書かれた本「Go Pogo」にて詳しく紹介されたが、現地の人々にも永らく目撃されていなかったため、伝説上の存在だと考えられていた。しかし、1976年に泳ぐ姿が目撃され、カメラに捉えられる。その後、1980年代に散発的に目撃されていたが、しばらくの間姿を見せなくなってしまう。

 1990年代にシムコー湖で水上飛行機の競技大会が行われた際、ある参加者が故障した飛行機を修理中にイゴポゴらしき巨大生物の姿を発見。観客も目撃した上に、イゴポゴが水面に背中を出して再び水中へ姿を消す一部始終が動画で撮影された。

 残念ながら、イゴポゴの目撃証言はここから現代までほとんど報告されていない。イゴポゴを捉えたとされる写真や動画も不鮮明なので、正体に言及することは難しい。しかし、同じカナダの湖に生息するUMAのオゴポゴと比べ、あまりにもイゴポゴの目撃証言が散発的かつ目撃されていない期間が長すぎることから、オゴポゴの幼体がシムコー湖まで移動したのではないか、という説を唱える人もいる。

 最後の目撃例からまたかなりの年月が経ってしまったが、イゴポゴが再び姿を現す日は来るのだろうか。