【山口敏太郎オカルト評論家のUMA図鑑359】硫黄のにおいとともに現れる怪人UMA「ハウンドマン」

2020年04月24日 12時00分

奇妙な怪人は霧の中へ消えていった…

 2008年7月17日、米国・ミシガン州で、ある男性が奇妙な怪人と遭遇した。その日、家で友人と遊んでいた男性は飲み物やスナック菓子などが足りなくなってきたため、雑貨屋が併設されている近所のガソリンスタンドに買いに行くことにした。

 ガソリンスタンドの近くには古い墓地があるのだが、そこを通りかかった時、彼は得体のしれない恐怖感と悪臭を覚えて、吐き気に襲われた。

 彼が思わず墓地の中に目をやったところ、敷地の中に今まで見たことのない恐ろしい姿の人物が立っているのを目撃してしまったのだ。

 その怪人は男性のように見えたが、身長は約2・1メートル、幅広の黒い革の帽子と革のトレンチコートを着込み、手にはこれまた黒革の手袋をしていたという。

 肌は不気味なほど青白く、手に2本の太い鎖を握っていた。鎖の端には猟犬(英語でハウンド)のような犬がそれぞれつながれていたが、犬の大きさは子馬ほどもあり、猛烈にほえたという。そして、もう一方の手にはナタのような武器らしきものを握っていたそうだ。

 そんな異形の「ハウンドマン」は男性に見つかったことに気づいたのか、顔を上げた。怪人の顔は整っていたが、邪悪な笑みを浮かべており、目は石炭のように黒くサメのようにとがった牙が口の中に並んでいるのが見えてしまったというのだ。

 非常に恐ろしい姿だが、その怪人は目撃者の男性に何かするわけでもなく、そのまま墓地から歩み出て夜の霧の中に消えていってしまった。連れていた大きな猟犬が目撃者の男性の方にほえて向かおうとしたようだが、怪人に鎖を引かれるとおとなしく従ってついていったそうだ。

 その時、怪人から腐った卵のような硫黄臭と腐敗臭が漂ってきた。そのにおいは4日ほど現場に残っていたという。

 目撃者がこのような怪人を見たのはこれっきりだそうだが、その後も現場周辺で不気味な硫黄臭を感じることがまれにあり、その度に思い出しては恐ろしい気持ちになると語っている。

 果たして、この怪人の正体は何なのか。欧米の伝説の妖怪でもあまりないタイプの証言なだけに、正体やさらなる目撃証言が気になるところだ。

 未確認生物の中には「ジャンピング・ヒール・ジャック」や「マッドガッサー」「スレンダーマン」など怪人ともいうべきタイプのものがある。都市伝説の存在のようだが、目撃証言が報告されており神出鬼没で時折、人間に危害を加えることもある。そんな怪人UMAの新たな証言が出てくるというのは非常に興味深いことである。

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