【177】スコットランドの巨大な怪鳥「ブーブリー」

2016年10月28日 12時00分

オオウミガラス

 スコットランドに存在すると言われる巨大な水鳥「ブーブリー」。自然を崇拝し、自然の中から神や妖精を見いだしたケルト神話が息づくこのスコットランドは、大自然が広がり、世界で最も有名なUMAとも言えるネッシーが目撃された地でもある。

 ブーブリーもネッシーと同じく湖付近に生息すると言われている。スコットランドの西側にあるアーガイル地方、その湖で目撃されているらしい。ちなみにアーガイルはもちろん、トラッドなファッションで使用されるアーガイル柄の発祥の地でもある。

 ブーブリーは巨大な水鳥、怪鳥だと言われ、まるで水牛のようだとたとえられている。ケルトの伝承の中の精霊的な存在としての色合いが強く、存在するのかというと可能性は低いかもしれない。

 巨大なだけでなく凶暴な性質を持ち、羊や馬、牛といった家畜を捕って食うとされている。また家畜だけでなく人間も水の中に引きずり込んだとも、カワウソを好むとも伝わっている。湖や川を行き来する船で輸送される家畜を食べたりするそうだ。普段は魚類を食べているのだが、付近の農家を恐れさせている。

 その他の特徴として、鳴き声は耳障りで、けたたましく鳴き、足と首が長く、足には水かきがついている。馬の姿に変身して水上を駆けると言われているのも、この水かきによる歩行かもしれない。

 黒いクチバシは28センチほどあり、全長は90センチ程度だと言われている。大きな翼は飛行だけでなく水泳にも適したものとなっている。

 ただ、アイルランドを含む北大西洋と北極海に分布した、現在は絶滅してしまった「オオウミガラス」の誤認ではないかと推測されている。このオオウミガラスはペンギンという言葉の元祖となる、ペンギンのような見た目を持つ鳥類だ。大きさが80センチほどある。オオウミガラスそのものが絶滅してしまった今、確認のしようもないが、可能性は低くない。

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