【山口敏太郎オカルト評論家のUMA図鑑311】キジムナーや河童の親戚?台湾に伝わる妖怪「魔神仔(モシナ)」

2019年05月24日 12時00分

台湾では魔神仔捜索が行われた(ユーチューブから)

 古くから伝承されている未確認生物の中には、現代でも目撃証言が存在するものが多数存在する。日本では「ツチノコ」や「河童」などが、昔から現代に至るまで目撃され続けている生物だと言えるだろう。海外でも先住民が伝えていたり、伝説に登場していた生物が本当に生息していたのかもしれない…とされるケースは少なくない。

 今回紹介するのは台湾の「魔神仔(モシナ)」だ。見た目は赤いサルのような姿をしており、台湾の原住民も目撃していたとされている。赤い目に赤い服を着た子供に見え、人を惑わせて山野で道に迷わせたり、沼に落とすなどのイタズラをすると言われている。

 現代でも見たとする人も存在しており、数年前には台湾の高雄で、老婆が魔神仔に惑わされて数日間、山をさまようことになったという事件が起きた。そんなわけで現代でも存在を信じる人が多い妖怪にして未確認生物と言えるかもしれない。

 さて、未確認生物に詳しい人なら魔神仔の特徴を聞いて、ある妖怪や未確認生物を思い浮かべた人もいるのではないだろうか。日本の河童と「キジムナー」である。

 キジムナーも赤いサルのような姿をしており、人間に悪さをすることもある(ただし、親切にしてやれば益をもたらしてくれるという)。

 また、河童はイタズラ好きであり、中でも東北の河童は肌が赤いとされている。河童と山林はあまり結びつかないかもしれないが、河童は冬になると「山童(やまわらわ)」に姿を変えて山にすむとされてもいる。

 一方で魔神仔の方も山林の精のようなものとされている。

 魔神仔のいる台湾とキジムナーの住む沖縄は距離的に近い。現代でも目撃証言が多く、未確認生物とみなされることもあるだけに、もしかすると実際にキジムナーや魔神仔のような「赤いサルのような小さな未確認生物」が山林の中に生息しているのかもしれない。

 ところで、魔神仔は台湾で有名なため、「紅衣小女孩」というタイトルの映画が製作されたりもしている。現地で話題になったことから、TBSの特番で「何もいないはずの茂みが動き、不可視の生物が出てくる」ような瞬間が撮影され、放送されたこともある。

 もしかすると、近いうちに我々の前に魔神仔が姿を現す日が訪れるもしれない。

【関連動画】我在柴山消失的六小時 魔神仔作祟誤闖陰地《台灣大代誌》20181202

https://www.youtube.com/watch?v=zSm1QxDgiIQ