【山口敏太郎オカルト評論家のUMA図鑑309】「失われた世界」から現れた恐竜?「アリカ・モンスター」

2019年05月10日 12時00分

南米では恐竜の生き残りではないかと言われている未確認生物の目撃証言が報告されている(ユーチューブから)

 アーサー・コナン・ドイルの有名なSF小説に「失われた世界」という作品がある。この作品では、アマゾンのジャングルを抜けた先に巨大な大地が存在しており、隔絶された世界で、新種の生物に加え、既に絶滅してしまったはずの恐竜たちが生き残っていたという様子が描かれている。

 もちろん、この作品は創作なのだが、南米チリの広大なアタカマ砂漠でドロマエオサウルス科の恐竜の生き残りではないかと言われている未確認生物の目撃証言が報告されているのだ。その名は「アリカ・モンスター」。

 チリ北部タラバカ州のイキケとアリカを結ぶ幹線道路付近で、多くの運転手が道路を横切る恐竜らしき生物を目撃しているという。体高は約1・8メートル、映画「ジュラシック・パーク」に出てきたラプトルに近い姿で、カンガルーのように跳ね、鳥のエミューと似た3本指の足跡を残していくと言われている。

 目撃証言が出始めたのは1980年ごろからだという。

 ある将校が他の大人2人と子供2人と一緒に車に乗って移動している際に、2頭の恐竜のような生物が並走してくるのを目撃したと証言している。それによると「二足歩行する恐竜によく似ており、巨大な太ももを持った大きな獣」だったそうだ。

 目撃証言は近年でも存在しており、2004年にはスペインから来た家族旅行客が遭遇している。彼らはアリカへ向かう途中に自分たちの車が「犬の顔をしたカンガルーのような生物」4匹に取り囲まれたと語っている。

 同年には他にも数回、同様の生物を見たという目撃報告があり、どうやら小規模な群れを作って行動しているらしいと考えられている。

 果たして、この生物は何なのか。現状、どうにも古代のドロマエオサウルス科の恐竜が一番近い姿をしているとしか言えないため、恐竜の生き残りではないかとする説が強い。

 アタカマ砂漠は広大なため、生息している生物を全て把握できているとは言えないという意見もある。もちろん、単なる見間違いだったのではないかという意見もあるが、近年でも目撃証言が存在している点から追跡調査が必要ではないかという見方も存在している。

 近い将来、絶滅を免れた恐竜が南米の砂漠を駆けていく——そんな光景が我々の眼前に展開されるかもしれない。

【関連動画】Lost Tapes-Arica Monster
https://www.youtube.com/watch?v=NNDsXW3MuMg