【169】東南アジアで目撃! 海にすむ巨大なムカデ「コンリット」

2016年08月26日 12時00分

コンリット
コンリット

 ベトナムの海を中心に東南アジアで頻繁に目撃される「コンリット」という未確認生物をご存じだろうか? つづりは「Con Rit」。ベトナム語でズバリ「ムカデ」を意味する言葉である。海にすむ巨大なムカデのような未確認生物だ。

 1994年にユネスコ世界遺産に登録されたハロン湾は彫刻のような島々、雨や霧によって演出される空気、太陽の位置で変化する輝き。かつては海賊の隠れ家や軍事拠点として利用されてきたが、今は立派な観光資源である。

 そのハロン湾に1883年、コンリットの死体が打ち上げられた。普通に想像する大きなムカデといえばどのくらいだろうか。日本で最大のものが約20センチ、世界最大のものでは40センチを超えるそうだ。1メートルもあるムカデを想像するのも難しいところだろう。

 ところがこのコンリットの死体は18メートルもあったという。ヘビやウミヘビのようではなく、硬い殻で覆われた外骨格のようで、体の幅は90センチ、そして60センチごとに節になっていたと伝わっている。

 体全体は上側が茶色がかっており、下側が浅黄色、尻尾の方が緑色になっている。そして頭部はなかった。

 ただ、一般的なムカデとイメージが違うのは水中を移動するためか、足のようなものは目立ってなく、それぞれの体節に70センチほどの突起があったとも伝わっている。水をかくのではなく、体をくねらせて海中を移動していたことが想像できる。

 そもそもベトナム地方に伝わる民話などには竜のような存在として、コンリットが語り継がれているらしい。それがこのような形で発見されたため、現地の住人の間でも実在するのではないかという話になったのだ。

 古くから伝わる存在ではあるが、明確な記録には乏しいため、実在かフェイクかの判断はまだ難しいものである。しかし、実在するとしたら18メートルもあるムカデの可能性は低いのではないだろうか。古生物である巨大なウミサソリでも2〜3メートル、大きさが大げさに伝わってとしても形状がかなり違う。

 皮膚がよろいのように硬くなったクジラやサメというのも、既存の生物の延長線上で考えると可能性は低いだろう。やはり新種の生物であり、恐竜の生き残りや巨大な爬虫類の一種なのではないだろうか。

【動画】Cryptids and Monsters: Con Rit

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http://www.youtube.com/watch?v=AzCwhzIA9l4

 

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