松井秀喜氏の存在なくしてはあり得なかった「金沢カレーブーム」

2015年01月26日 12時00分

 1月22日が「カレーの日」であることを今年の当日になって初めて知った。調べてみると、全国学校栄養士協議会の決定事項として1982年1月22日に全国小中学校の給食で一斉にカレーが出されたことから記念日になったらしい。

 ちなみにカレーといえば、正月早々に行った出張先の金沢・片町でご当地の金沢カレーを口にする機会があった。地元メディアの知人から強く勧められて行ってみたのは、昭和46年創業の老舗「カレーハウス・ターバン」。注文した「ロースカツカレー(中)」は大きくてジューシーなカツと新鮮な千切りキャベツ、それに濃厚でドロッとしたルーが絶妙の味のハーモニーを生み出し、それはまさに言葉では表現できない絶品メニューだった。

 やっぱり金沢カレーは何度食べてもうまい。

 その昔、このターバンで修業していたのが東京を拠点に全国各地へのフランチャイズ展開で金沢カレーブームの火付け役となった「ゴーゴー・カレー」の創業者・宮森宏和氏だ。実を言うと同氏は松井秀喜氏の大ファン。2003年4月8日、松井氏がヤンキース移籍1年目の本拠地ヤンキー・スタジアム初戦で右翼スタンドに叩き込んだ満塁弾に大きく感動し「自分もやらなきゃいけない」と創業を決意したという。海外進出も果たしている同店は、かつて松井氏が所属していたヤ軍のお膝元であるニューヨーク・マンハッタンにも4店舗をオープンさせている。

 そもそも私が金沢カレーを生まれて初めて食べたのが、このゴーゴー・カレーのニューヨーク1号店。今から5年ほど前、金沢出身の知人に連れられて入店し、金沢カレーのおいしさに衝撃を受けたことを今でもハッキリと舌が覚えている。

 米メディアによると現在、ニューヨーカーにもゴーゴー・カレーが大人気でマンハッタンの各店舗は連日大にぎわいを見せているという。そういえば昨年12月某日の「USA TODAY」ではゴーゴー・カレーの話題が取り上げられ「この店がNYにできたのはヒデキ・マツイのおかげ」との一文が掲載されていた。

 いや、米国だけじゃない。そもそもゴーゴー・カレー起業のきっかけとなったのが松井氏であることを考えれば、日本における金沢カレーブームも同氏の存在なくしてはきっと巻き起こっていなかったであろう。意外なところにまで好影響を及ぼすゴジラ効果は、やはり絶大だ。

(運動部デスク・三島俊夫)