日本サッカー協会に告ぐ「海外選手にも表彰の舞台を!」

2015年01月19日 12時00分

 国際サッカー連盟(FIFA)が定める「FIFAバロンドール」は、ポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)が2年連続3度目の受賞を果たした。ドイツ代表GKマヌエル・ノイアー(バイエルン・ミュンヘン)、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(バルセロナ)を抑えて、今年も世界ナンバーワン選手の称号を手にした。

 さらに、C・ロナウドは母国ポルトガルでも最優秀選手に選出された。その活躍を見れば当然の結果だろうが、日本サッカー界には、海外で活躍する日本選手を表彰する場がない。Jリーグでは年間表彰式「アウォーズ」を開催し、国内リーグで実績を残した選手やチーム、審判や裏方までたたえているものの、海外進出を果たした選手は対象となっていない。

 現在、日本人選手はヨーロッパだけでなくアジアや南米を含めれば50人以上が海外でプレーしている。もちろん実績を残さなければ、表彰の対象にはならないが、少なくとも、日本サッカー協会が功績をたたえるような舞台を作る必要があるのではないだろうか。

 海外でプレーする選手は皆「日本」を背負い、そのプライドを持って異国の地で戦っている。しかも、日の丸をつける日本代表として世界と戦うイレブンの大半は海外クラブに所属している。彼らはどんなに活躍し、所属リーグで表彰されたとしても母国から表彰されることがない。なんとも不思議だ。

 日本人が海外で活躍すれば、日本サッカーの評価も高まるもの。実際に、日本代表MF香川真司がドルトムントで結果を残すと、ドイツでは日本人を獲得するクラブが急増した。全体を見てもここ5年で海外でプレーする日本選手の数は飛躍的に増え、欧州ビッグクラブで10番を背負うような選手もいる。

 海外で孤軍奮闘する選手たちにとって、母国でも評価を受けるような場があれば、何よりも励みになるのは間違いない。いずれは日本に戻ってきて、培った経験などを還元してくれる存在なのだから、協会側はもっと配慮する必要があるはずだ。

(運動部デスク・三浦憲太郎)