ラミちゃんが明かした電気製品との「付き合い方」

2014年08月04日 12時00分

 つい先日、電化製品の修理を業者に依頼した。壊れてしまったのはVHSのビデオデッキ。いまどき珍しいと思うかもしれないが、我が家では今でも“現役バリバリ”だ。

 修理業者の担当者も「いや〜、これって1990年製ですよね?」と目を白黒させていた。DVDレコーダーも一応持っているが、年季の入った1998年製である。

 自慢じゃないけれど、私はここ最近10年ぐらい電化製品を買ったことがない。それが証拠にテレビや冷蔵庫、それにステレオコンポ、電子レンジなど大半が相当な型落ちモデル。

 バージョンアップしたり、何か別の機能が加わった新しい電化製品が出ると飛びつく人は世の中にきっと多いだろう。

 でも私には物が壊れてもいないのに、わざわざ高いカネを払って買い替えるということがどうしてもできない。「単にセコいからだろっ!」とツッコミを入れられれば、それだけのことなのかもしれないが…。

 さて、その電化製品の買い替え話について昔、巨人時代のラミちゃんことアレックス・ラミレスと盛り上がったことがある。たまたま取材で「お気に入りのレストラン」について聞いていた時、彼がふと口にした言葉が「老舗の店はやっぱりいいよ。それだけ長い年月にわたってお客さんから味を信頼されているということだからね。電化製品だって、それと同じで長持ちする物がいいに決まっているんだからさ」。

 これには、その場で思わずひざを叩いて「イェース、イェース!」と大声で同調してしまった。さらに聞いてみると、ラミちゃんもまた「壊れてもいない電化製品を買い替える理由が分からない」という考えの持ち主とのことだった。母国ベネズエラでの幼少時代、決して恵まれた生活ではなかったことも物を大切にし、なるべく長持ちさせる姿勢につながっているようだ。

 ラミちゃんは今年で来日14年目。米国でインディアンスと契約を結んだのが1991年だから、米国時代を含めれば現役生活は約23年もの長い年月となっている。今もBCリーグの群馬ダイヤモンドペガサスでプレーし、NPBからのオファーを待っているという。

 現役生活も電化製品同様に“長持ち”させているのは本当に頭が下がる。もしかして引退の日は近づきつつあるのかもしれないが、応援したい。

(運動部デスク・三島俊夫)