日本代表とFIFAランキング

2018年06月07日 12時00分

 サッカーW杯ロシア大会が、いよいよ14日に開幕する。今大会の日本代表への期待値は、過去の大会で最も低いようだ。

 大会直前のハリルホリッジ氏の監督解任も大きいが、ここ最近のふがいない試合内容もあるだろう。その結果、実力の目安のひとつであるFIFAランキングは歴代ワースト2位の61位にまで落ちた。

 このFIFAランキングだが、過去、日本が9位にランキングされたことがあるのはご存じだろうか。

 1998年2月、フランスW杯の行われた年だ。これを見た当時のファンはW杯初出場であるにもかかわらず「日本優勝するんじゃね?」みたいな勘違いをしたが、実は当時のランキングは対戦相手のレベルに関係なく、勝てば一定の点数が加算されるいい加減なものだった。

 99年に計算方法が変更されて、その後の最高順位は2011年4月の13位だ。これはかなりのレベルだったといっていい。この年のアジア杯で優勝するなど、ザッケローニ監督(当時)の下、日本は快進撃を続けていた。当時は本田や香川、岡崎らも若くて、強く、速かった。ブラジルW杯を前に本田が「優勝を目指す」と豪語していたのも、まあ、分からないではないのだ。

 ただし、11年をピークに、日本のランキングは下落していく。それはやはり東日本大震災の影響があったと思う。原発事故の影響で、日本代表は拠点となっていたJヴィレッジが使えなくなったのも大きいだろう。

 そのJヴィレッジが7月28日から再始動するという。W杯の結果はどうなるか分からないが、福島を拠点に代表がかつての勢いを取り戻すことに期待したい。

(編集顧問・原口典彰)