無欲の勝利!?クラウドファンディングで50万円集めたおネエタレント

2018年03月01日 12時00分

解体前のボロ一軒家で個展を開く坂本ちゃん

 真木よう子、山田孝之、キングコング西野亮廣——ネット経由の副業資金集め「クラウドファンディング(CF)」を芸能人がやると、多少の批判はつきもの。だが真木のように大炎上もせず、CFを始めてすぐ目標額を集めてしまったのが、おネエタレント坂本ちゃん(年齢非公表)だ。

 家賃月4万8000円、風呂なし2階建ての自宅(東京・新宿区)を、4月末で追い出されるハメに。といっても家賃が払えず支援を募ったわけではない。周辺一帯がマンション開発で次々と更地になり、最後の住人となった坂本ちゃんもとうとう立ち退かざるを得なくなったのだ。

 CFの目的は、その解体前のボロ一軒家で個展を開く資金集めだった。展示するのは、新宿ゴールデン街で週1バイトしている飲み屋「ソワレ」の客200人分の似顔絵。他の芸能人が目標金額数百万円だったのに対し、坂本ちゃんは3月末までに絵を飾る額縁や画材代など50万円集めるのが目標だった。フタを開けてみれば2月9日に始めて、2週間であっさり目標達成。

「彼はホント無欲。4月までの家賃はタダになったそうだけど、立ち退き料の交渉も強気にせず、大してもらわなかったって。貪欲なのは男絡みだけ」とは芸能関係者。また別の知人もこんな話を明かす。

「何げにスゴイ人脈持ってて、ミランダ・カーの関係者と仲良しなの。で、去年、その友達が『ミランダの似顔絵描いたら? 本人に渡すよ』って勧めてくれたんだって。もしミランダがその絵を気に入ってインスタに載せでもしたら、ジャスティン・ビーバーがツイッターで紹介して世界的ブームに火がついたピコ太郎みたくなるかもしれないでしょ。でも坂本ちゃんはミランダの世界的人気を全然知らず、ピンとこなかったから結局描かずじまい(笑い)」

 引っ越し先は、家賃が今より1000円安い風呂なし1DKだという。

「物件を紹介してくれた地元不動産屋が去年夏、3人組ロックバンド『WANIMA』の引っ越しを世話したんだって。で、彼らは去年の末、NHK紅白に初出場したでしょ。だから坂本ちゃんは『幸運を呼ぶ不動産屋さんに違いないわ! 今年はアッシも年末は渋谷で大忙しかも』と浮かれてる」(前出関係者)

 聞けば、これも人徳か。「『進ぬ!電波少年』の東大入学を目指す企画(日本テレビ系、2000〜01年)で、坂本ちゃんを起用し大ブレークさせた名物プロデューサーの土屋(敏男)さんや、受験勉強をマンツーマンで教えたケイコ先生もいくらか寄付してくれたらしい」とのこと。また、同時期デビューで今はパラパラ漫画家で活躍する芸人・鉄拳がツイッターで告知してくれたり、業界やゴールデン街周りの友人知人らを中心に支援の輪が広がったようだ。

 前代未聞の“珍”個展を開き、取り壊し寸前の我が家を最後に有効活用できる坂本ちゃん。前出の知人によれば「3月末までに増えた支援金の余りで、ポストカードとか卓上カレンダーとかグッズ作って、個展に来てくれた人たちにプレゼントしたい」といつになくやる気だという。

(文化部デスク・醍醐竜一)