料理チェーンの帝王に詐欺疑惑“被害者”Aさんが語るその手口とは

2018年02月08日 12時00分

 料理チェーンを経営して大成功したと自称し、テレビなどに露出しているX社長が、分かっているだけで7人から約1億5000万円を詐取した疑いが浮上している。地元警察に被害届が提出され、受理されている。他の被害者たちからも警察に被害の声が届いており、警察は注視しているという。

 被害を受けたとする女性Aさんは「Xとは友人の芸能人を通じて知り合いました。当時の私は5年にわたり離婚問題を抱えており、さらに子供たちが受験や進学で大変な時でした。3年前、いざ離婚調停が大詰めになると、Xは接近してきました」と語る。

 Xは、旅行やプレゼント攻勢でAさんと親、子供の心に入り込んだ。同時にXは毎日「早く離婚して、早くビジネスをやりましょう」「フランチャイズで稼ぎましょう」などと吹き込み、LINEも毎日100通以上。それが半年以上続いた。まるでマインドコントロールだ。「フランチャイズの件は他人には口外してはいけない」と、誰にも何も言わないようにときつくクギを刺していたという。

 昨春、離婚が成立。多額の慰謝料が振り込まれた直後、XはAさんに「さあ、契約しましょう」と、いきなり約1500万円のフランチャイズ契約を強要。その後、Xが経営する店に呼び出され、AさんはX、Xの前妻と現妻ら5人に囲まれ、半日監禁状態の中、Xはテーブルをバンバン叩きながら、フランチャイズ料の支払いを強要。「マインドコントロール下にあったし、監禁でもうろうとし、結果、支払うことになった」(Aさん)

 Aさんは「契約書にはノウハウ、マニュアル、研修など、こと細かく書いてありました。なのに、フランチャイズ料を振り込んでも何もしてくれない」と話す。

 Aさんが、ほかにフランチャイズ契約をした人がいたのか調べたところ、6人見つかった。みな同様の手口で、それぞれ500万円、1000万円など、異なるフランチャイズ料を取られた後は“放置プレー”だった。

 Aさんは「Xは電話にもLINEにも応答なし。だまされたと知りました。Xは料理チェーンで成功した大金持ちとして、テレビや雑誌にも出てるんですが、その店の実体はないようなもの。私たちからだまし取った金で金持ちぶってるだけなんです。被害者が増えることが許せません」と話している。

(文化部デスク・三浦伸治)