元サッカー日本代表・柳沢敦の直らなかった“悪癖”

2018年06月21日 12時00分

 元サッカー日本代表FWで鹿島アントラーズの元コーチ・柳沢敦がチームに無断で女性と密会した不倫疑惑を女性週刊誌に報じられた。クラブ側から規律違反として無期限の自宅謹慎を言い渡された柳沢はコーチを辞任した。

 柳沢は1999年に五輪代表合宿中にモデルの梨花との密会がバレ、代表から追放される事件を起こした“前科”があっただけに懲りない男である。

 女性関係では本紙ともバトルがあった。2001年に本紙芸能班が柳沢のデート現場を報じた際、柳沢および鹿島側が事実無根として、本紙をクラブハウスや試合会場への出入りを禁じる措置に出たことがあった。

 出禁に釈然としなかった記者は鹿島に権限がない天皇杯(日本サッカー協会が主催)の試合後に柳沢を直撃。海外移籍が取りざたされていた中、当時ウワサされていた女性(現妻)との交際を真正面からぶつけたことがあった。

 すると柳沢は「なんで東スポがいるんだ!」とクラブ側に通報。クラブ広報から「よりによって、この状況で、なんてことを聞いてくれるんだ」と、こってりと絞られたものだ。

 サッカーと関係のない話は極力、触れてはいけないという暗黙のルールがあったものだが、今思えば、選手は過保護な環境にあったともいえる。

 鹿島の練習取材ではこんなこともあった。練習場がある鹿嶋市と東京を結ぶ東関東自動車道は、成田IC以東は道路照明がなく、夜間に走行するとヘッドライトに大量の虫がこびりつく。練習後に東京へ出掛けていたことがバレバレになるのだが、柳沢の車は洗車しても数日後には、また虫だらけというのが日常だった。

 独身で、どこへ遊びに出掛けるのも自由だが、東京へは往復で5時間。コンディション管理の面からはいかがなものかと映った。「ヤナギ(柳沢の愛称)はまた東京に遊びに行っていたのか」とベテラン勢は冷やかすだけで、私生活に口を挟むことはなかった。

 サッカー選手が、週刊誌のターゲットになることは珍しいし、指導者となるとなおさらだ。それだけ柳沢に「華がある」ともいえるが、現役時と指導者で2度もレッドカードを食らっては、サッカー界から“出禁”となってもおかしくない事態だ。この窮地をどう脱するのだろうか。

(文化部デスク・小林宏隆)