女ピン芸人・光永 実父・高山トモヒロとの驚くべき関係

2019年06月13日 12時00分

 先日、女ピン芸人で、吉本興業の〝坂道シリーズ〟「吉本坂46」のメンバーでもある光永(ひなた=27)をインタビューする機会があった。すでに知られている通り、父はお笑いコンビ「ケツカッチン」の高山トモヒロ。つまり、父娘揃って吉本芸人という珍しいケースだけに、筆者は強く興味をかき立てられた。ここでは記事には盛り込めなった話を記してみたい。

 光永によると、もともと地元大阪のテレビには小学生のころから父と出演していたという。一般的に、父親が芸人というだけで、いろいろ言われそうである。ましてや、一緒にテレビ出演というのはためらわれるどころの話ではないのではないか。

 そこで「恥ずかしくなかったの?」と聞くと「全然!」と即答。同級生からイジめられることもなく「また出るんや〜」とごく日常の光景だったらしい。

「父は人気芸人だったからなのかもしれませんね。でも、私が8歳になるまで結婚していることを世間に公表していなかったんですよ。下の妹が生まれたので『もう明かしていいんじゃない』となったんです」

 父との楽しかったロケ経験や、歌をうたったり、人前で芸を披露することが好きだったという光永。中3の夏で芸能界入りを決めたのだから大したものだ。ただ、当初は絶対芸人になりたかったわけではなく、歌手なのか女優なのか迷っていたという。最後に背中を押してくれたのが父親だったというから驚かされる。

「歌もうたえて、演技もできて、お笑いもできる職業を知っているか? それは芸人や。だからお前も吉本に入りい!」

 高山からズバリそう言われた光永は芸人になることを決意。それにしても、自分が芸人だったら、娘には同じ道を歩ませたくないと思ってもおかしくない。というか、むしろ止めるだろう。ところが、高山は進めたというのが興味深い。

「私が芸事を人前でやることが好きだということを父はわかっていたんだと思います。どうせ芸能の世界に行くんなら、他の事務所に行くよりも吉本に行った方が目が届くと思ったのではないでしょうか」

 なるほど、そういう意味では娘思いなわけだ。筆者はいたく感心してしまった。

 それにしても、この一家への興味は尽きない。光永の姉の高山衣世(いよ=31)は高校時代、チアリーディング「ゴールデン・ベアーズ」に所属して高校日本一になり、さらにチアリーディング日本代表として世界一になった実績がある。妹はまだ女子大生だが、体操経験のある母親の影響で全員が幼いころから体操に親しんできた。父親が「バック転」ができるため「家族全員でバック転ができるんです」と光永は笑う。

 それだけではない。

「今でも家族みんなで朝起きたら『おはようチュー』、どこか出かけるときは『いってらっしゃいチュー』をしますよ。ホッペに? それはもちろんですが、口にも普通にしますね」

 これにはさすがに仰天したが、屈託なくそう話す光永に、深い愛に包まれた高山ファミリーを思わずにはいられない。座右の銘は「楽しかったら、それでよし」。女ピン芸人として、吉本坂メンバーとしてどんな活躍を見せてくれるのか楽しみだ。

(芸能デスク・土橋裕樹)